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翠輪堂-日記-

文月あずさ@JADERINGSもしくはAzusa-Fの趣味的日常記録/不定期更新

ドラマ『フリーター家を買う』のゼノブレ愛(推定)をじっくり見回してみる
勝手分析するにも140字では余白が足りないので(フェルマーさん便利過ぎ)ブログにて行うでやんす。
なおフリ家&ゼノブレ無印のネタバレをずんどこ含みますので、原作読め&原作やれ でお願いします。原作は上製版も文庫版も絶版されてないし、ゼノブレ無印(Wii版)と言っているけど、今はDEという形で現行機(Nintendo Switch)でリメイク出てるから全く同じ展開で出来るし。有川先生の職業ものとしては『県庁おもてなし課』とか『空飛ぶ広報室』とか『明日の子どもたち』もプッシュしたいのだがとりあえず自重。
(ドラマそのものを見て貰うのが一番いいので、もっと幅広く配信あってもいいと思うのだけれども、J役者さん入る奴って配信時期に制限が掛かるパターン多いので、やるならTSUTAYA DISCUSでDVDレンタルが正攻法かなぁ。/ていうか配信範囲もっと増やして欲しい旧作いろいろ見たい他人と共有したい/私はさしあたって古畑vsSMAPが見たい)
 
フジテレビのオンラインショップだとまだDVD BOXの取り扱いはあるらしいけど、一般ショップには無さそうね(フジのショップもあの書き方だとどうだろか?とも思うけど)。原作本も、文庫版の書影貼りで申し訳ない(リアル書店重視・上製版重視の有川先生の事を考えると、上製版を紹介したい所だったが…)
2022年の正月一挙放送&1/31までのFOD配信を逃した人だとTSUTAYA DISCASが一番アクセス楽なのかな。
原作派からすると、ドラマ版、かーーーーなーーーーーりーーーーー設定周りいろいろいじくって10話分に引き延ばした作りになっていて、正直「うあー……」な感じなのですが(そもそも真奈美は誠治の後輩ポジだし、豊川くんは営業採用で、勢いはあってもラブロマンスとか欠片もない)、それでも、原作の中で大事にしているポイントはある程度しっかり押さえられている印象はあるので、原作至上主義派で無ければ楽しく見られる作品です。(後世もっとスゴイ物はいろいろ見てきてるしな……銀匙ェ…)
お母さん迫真過ぎ&お父さんマジ怒りすぎ&鬱対応にそれヤバすぎな言動繰り返しすぎなので、こういう話の素材に「引きずられる」可能性のある人は、ちゃんと誰かと一緒に見て!とは強く訴えたい所ではありますが。
私自身があまり普段ドラマ見ないというのもあるかもしれないけれど、役者さん皆さんの演技はやっぱり没入感強くて、そういうイイモノに触れる機会があるのは、本当にありがたい限りだなぁと思うわけです。放送当時アクセス出来ず後追いで見させてもらってる身で恐縮ではありますが。
……そもそもきっかけが、作中の小道具ただ一点 、というのも恐縮の至りですけどね。

というわけで、一番の目的として見ていたゼノブレ関連シーンの勝手分析スタート。

1.パーティがシュルク・ライン・カルナ&背景が緑の草地&敵がターキン→よってここはガウル平原
(これは、その前の「主に俺のおかげだな!」が聴けるシーンの背景雰囲気見てもほぼ確定)

2.「逃げるんだ!」とシュルクの声がするので、あのシーンで逃げるコマンドを選択した模様。→ステータス部分の赤明滅は逃げモーション時のもの。
3.よく見ると未来視タグが発動している(ターキンのアイコンが見える)

作中では、この後母親が重度のうつ病になっていた事に初めて誠治クンが気付く場面となるのだが、もし意図的に↑このゲーム画面を映していたのだとしたら、私は「ちょっと演出、小道具としてのゲームの使い方めちゃくちゃ上手くありません!?」 と思ったのね。

・このあと第2話でうつ病発症の本当の原因の一つが判明し、親子三人で今の借家から引っ越す為に奮闘していく展開となる。故にシュルクの「逃げるんだ!」がその後の物語の展開と合致している。

・未来視タグまで発動している←ゼノブレ無印の場合、(敵にやっつけられる等)悪い未来をプレイヤー操作の工夫で壊して事態を打開させる象徴 なので、今のままでは訪れてしまう悪い未来を壊して未来を作り上げる物語の意思を象徴している とも言えるかと。

ちょっと! ちょっと!! 小道具のゲームそのものへの造詣深すぎない!?
……ゼノブレ好きの色眼鏡的にそうとしか思えません!(←超☆憶測)

(わたしの手元にはソースがない話なので大変申し訳ないのだけれども)あの誠治君の汚部屋やゲーム機周りは、誠治役の二宮君が演出周りに相当協力しているという話を小耳に挟んだ事がありまして。ゲームのシーンもそれを考えて選んでるとしたら、もう、めっちゃかっこいいなぁと。演出の気持ちが伝わってきたよ!物ですよ、ハイ。
(DVD付属のコメンタリーか当時のテレビ雑誌の特集とかに載っていた話なのかな? 機会があったら確認してみたいところですな)
他にも、DSのソフトがやたら並んでいたり、マリオカートWiiのハンドルコントローラの箱とかスターフォックスやメトロイドのSFC箱が積まれているの、ホント、その当時のゲーマーらしくてなんかいいよな~って思うし、最初に職安行った時にカレンダーが2010年7月=ゼノブレ発売(2010年6月)より後のシーンでゼノブレしてるのもすごく考えて作ってあるし、それ以上に2話冒頭でバテン2がそのタイトルすらくっきり見える辺りに飾ってあるの、バテン好きとしてはちょー嬉しくて、思わずその場でクズマーン音頭ですよ!(マテ

3話以降、いろいろと一念発起した際にゲーム棚をえいやっと整理してしまったらしく、バテン2のソフトは棚から無くなったのがしょんぼりこなんだけど、代わりに『フォーエバーブルー』『エキサイトトラック』、そして『ディザスター:DAY OF CRISIS』と、これまた「(後に移植とかされないくらいにはメジャーな作品ではないのだけれども)Wiiコンの遊びの【らしさ】を存分に活用した作品」が並んでるのもポイント高いよね~。
ていうかモノリスっ子的には『ディザスター』あるの!? マジ!?!? きゃー!!!!!なんですけど!!!
スマブラSPの発売直前お披露目イベントで、桜井さんがとりあげてくれたのをキャーキャーしていた人間なので、そりゃ嬉しいってもんよ。
(なおACT力5もないので未だに積みゲーですゴメンナサイ)
余談だが、多分この段階で普通に進めていて追い詰められるターキンと考えると、相手はユニークモンスターの風来のアルフィードか狙撃のパラミシアだが、後者だとすると、あの角度で逃げを打った場合、丘っぽい地形に出る前に川を渡るはずだが渡らないのでアルフィードの方かな~と思うのね。となると場所はターキンの本営。そりゃわちゃわちゃ襲われて回復追っつかないから未来視タグも出るわ。
カルナ合流前にうっかり迷い込んでしまいボッコボコにされた挙げ句、後にクエスト受注前にもう一度カルナつれて乗り込んでしまい、後で時限クエストの為にリポップさせるのが大変だったから、ターキンの本営への思い入れは深いよ私! ……マジでゼノブ2のユニーク墓システム、逆輸入して欲しかった……。(DEもリポップ型なのがしょぼりんこ)

ゼノブレ自体、ドラマチックな名場面は多いので、象徴的なシーンなのになんで単なるユニークモンスターなの?というのも思わなくもなかったんだけど、ドラマ撮影という事を考えると、万が一リテイクした場合に、ここならばやり直しがしやすいんだよなぁ。本営の前でセーブして、洞窟通ったら即戦闘・即ピンチで未来視発動を起こしやすいし。ネタバレにも配慮してくれてると考えれば、それはそれでいいのかも。




でも、こういう感じのドラマでのコンシューマーゲームの取り扱い方、今ではスポンサーの兼ね合いとかできっと難しいんだろうなぁと思ったりもするんだよね。上手いこと画面やパケにピン入れないで撮る形になるんだろうし、下手したら不自然にならない程度のモザイクになっちゃうんだろうし。コンシューマゲームの市民権&権利関係がしっかりしてきたのは、ゲーム業界としてはすごくプラスなのだとは思うのだけれども。
そう考えると、まだそこら辺の感覚がゆるゆるだった頃の、ちょっと素敵なファン向けご褒美としてはとてもいいものをもらえたなぁと、今見返してみては思うのです。

Yahoo知恵袋で「あのゲームなんですか?」質問があった当時の痕跡を見て、思わず頬がにやけてしまうのもまた一興、ということで。

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