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翠輪堂-日記-

文月あずさ@JADERINGSもしくはAzusa-Fの趣味的日常記録/不定期更新

[個人レポ]20030721モノリスソフト新作発表会~EPISODE2003~:4_くじら座のζ星―BATEN KAITOS―その2[再掲]

EPISODE 2003 当日レポ:04:くじら座のζ星――BATEN KAITOS――その2

※本記事についての説明&注意事項はこちら→0_Index

ふー、まだ半分も終わらないよレポート(汗)
というか、『バテカイ』がなかなかに面白そうなので興味が尽きないだけなんです。
微妙に箇条書きにしたメモに頼りつつ……ではありますが、とりあえずGO!なのです。

5.『バテン・カイトス』の内容について~本根氏&初芝氏による解説~
(ディレクター2名を残して他のメンバーは退場)
構成の方法(本根)
「システムは初芝、世界観は本根が担当し、タイトルによって全体イメージを作って、それを加藤氏に膨らませてもらった。
世界観とストーリー(本根):大空にいくつもの大陸が浮かんでいる世界。人はかつて「こころの翼」というものを持ち、自由に空を飛べていたが、現在ではそれはすでに退化してしまい、実際に飛べる者は殆どいなくなってしまった。
その中、プレイヤーは、片羽のみを持つ少年カラスにとりついた『精霊』として、この世界を、そして物語を見つめていくこととなる。
そして最終的に『エンドマグナス』と呼ばれる、封印された●●(邪神?旧い神?←メモ取り損ね)に関わることになっていく」
2019/7/6補遺:「邪神」で正解ですね。あの当時モッコスは無かったからね!(血涙)


ゲーム画像の紹介:
「心に、翼はあるか」
この言葉を扉として、世界観が描き出される。

画像:印象として、トライエース的な色合いの映像(SO2のムービー、3、VP的な、独特の原色メインの色使い)を、アヴェやニサンのマップに重ねた感じ。場所によっては前者のような牧歌的な場所ばかりではなく、石畳の町とか、森の中の道とか、吹雪の崖っぷちとか、とにかく何でもありっぽい。
「3Dポリゴンで背景を全て描くのではなく」との解説があった通り、2D絵をやや立体的に描き出すことによって、表現を行っているような感じ(とはいっても、アルティメットサガ的なああいう感じはなく、あくまで、トライエース色+ニサンの雰囲気)。ぺたっとした塗り方の変な立体の空間等もあったりした。
移動するキャラクターは、SO3そのまんまの印象がある。基本的にキャラクターを中心に、上から見下ろすタイプのビュー。時折、FF7、8で見られたような、道の向こうから来たりとかのモーションがあったりするらしい。でも基本的にはゼノサーガのような見下ろしタイプ。
パンフレットに「大陸間移動には飛空船と呼ばれる乗り物を利用している」とあるように、キャラクターたちは頻繁にその「飛空船」の発着場らしきところへ足を運んでいる。空に突き出た桟橋に、観光遊覧船みたいな形の……というより、鯨型グノーシスをもっと人工的にしたような、鰭を持つ天野喜孝版飛空挺みたいな感じ(……よけいわかりづらいかもしれない)の乗り物が浮かんでいる。

その後は、イベントシーンのダイジェスト。(けっこう次々と出てきたので、全てを書き留められてません。ごめんなさい!)
・精霊がその身に付くことに対してカラスに語るシェラのシーン
 「それぞれ違う世界に住む二つの生命が出会い結ばれることがあった」
 「その異世界の精神を精霊と呼んだ」
 「精霊が降りたら、大いなる力を得ることができる」
・戦闘シーンの始まりで、翼無き肩の方で偽翼を展開させていくカラス。
・吹雪く断崖絶壁。シェラが祈りを捧げると、向こうへとつながる氷の橋ができる。驚く一同を後目に、気軽に橋を渡って進むシエラ。
・幹のあちこちに不思議なうろを持つ、丸い木を中央に据えた泉(●●の鏡、とシェラが言っていた)に向かって手を合わせるシェラ
・シェラに語る大婆「彼を救うことはできないよ」
・悪しき強大な力を手に入れた、女王然たる人物。その力によって倒された者たちを前にして、カラスたちはその力を封じようと彼女に近づく。
・夜の船の上でカラスがつぶやく「ひとり夜の底を行く……」
(↑このセリフは、「加藤節全開!」の言葉を裏付けるなぁと感心してみたり)

「そう、全てのいのちは海へと還る」
最後につぶやかれるこの言葉が、先ほどのムービーのラストを彷彿とさせる、そんな感じでした。

++++++++++++++++++++++

バトルシステムについて(初芝)
「マグナ・エッセンス」と呼ばれる要素をカードに封印して、それを戦闘時に発動させるというシステム。
これに使われるカードを「マグナス」と呼ぶ。
攻撃も、魔法も、道具を使うことも、全てはこのカードで行う。
全体的なシステム全てがカードによって制御されている。
初芝「今日皆さんに一つだけ覚えて帰っていただきたいことがあります。
このバトルシステムはカードバトルではありません
 一般のカードゲームによく見られるような、熟考を重ねた上でカードを組み合わせるのではなく、
次から次へと出てくるカードを、感覚的にどんどん出していく、リアルタイム性強いバトルシステム。
初芝「とにかく、今画面で行われている攻撃が終わるまでに次のカードを出す、いたってシンプルなシステム」
 属性による打ち消しや増幅もある。
 たとえば、炎の剣のカードを出すと、炎属性の攻撃が出る。その後に氷の剣を出したりすると効果が薄れたり、炎の魔法カードを出すとさらに攻撃性能が増加したりする。
 一般的なMPの概念はない。デッキに含まれる魔法カードの数が全てを左右する。
 セリフをしゃべるためだけのカードもあり、これでかっこいい戦闘を演出することができる。
 また「逃げる」コマンドすら、マグナスをデッキに組み込んでなければ用いることができない。
※23/2/9補遺:初芝さんと桜庭さんがごっちゃになっていたの、慌てて修正しました。俺……塵……orz

※画面を見る限り、(と、ここは情報系サイトのゲーム画面を参考にしてね♪)
・カードの四隅に数字が書かれている。そのうち、カードを選ぶと右肩の数値が強調されて表示されることから、それが攻撃に直接関係してくるのだと思われる。他の隅に書かれた数値の意味は不明。
・主に使われていたのは攻撃のカードだが、ヴァルキリーガーブ(VP)のようなイラストの書かれたカードもあり、防御カードも存在するらしい。
・敵がどういうふうに攻撃をしかけてくるのかは不明。おそらくカードだろうけど、同じような感じなのかなぁ?(プロモでは、味方が一方的にボコっていたので)
・魔法カードは、カード下部に書かれたギリシア数字が魔法強度らしい。魔法カードには四隅の数字がない。
・1キャラが1ターンの間に出せるカード数には制限がある。画面上部に、そのターンにそのキャラが出せるカード数の上限が書かれている。
・あるタイミングにおいて、キャラクターは「秘剣『爆裂』」(←名称はかなり不明)といった、必殺技のような技が出せる。1ターンのカード数上限を満たしたらではなく、おそらくは組み合わせたカードの内容によってであろう。その際、手札・場札表示欄等は一時的に画面脇に引っ込んで、必殺技演出を見せる形になる。カードが引っ込んでいる間に、キャラは「いきます」(KOS-MOS)みたいな感じで技に備え(←ていうかディスク読み込み中? むしろFF7のリミットブレイクみたいな感じのモーションがある)、技エフェクトを惜しげもなく披露。そして、これが終わるとそのターンの攻撃は終了しているらしい。
・魔法カードをメインに使うキャラでも必殺技がある。……というか、たまたまカラスが物理攻撃系デッキを、シエラが魔法攻撃系デッキを組んでいただけなのかもしれないが。(もしかしたらキャラによって組めるデッキの特性に制限があったりとか、キャラのステータスによる向き不向きがあったりとか、逆にボーナス技が出やすいデッキ傾向があったりとかするのかな?)
・残りカード枚数が書いてある。……これが尽きた時はどうなるのかは不明。
・残りカードの横にゲージが書かれている。これがどういう条件で上下するのかは不明。少なくともカード枚数が減ることによって減少してはいなかったと思われる。
・HIT数がカウントされている。これが何に影響するのかは不明。もしかしたらVPのように一定数たまることによってどこかでゲージがたまっているのかも。(……ってもしかしてあの山札の横のゲージか?)
・バトルの最後に、使ったカードの事等の細かいデータが一瞬うっすらと表れる。(かなり細かい。たぶんプロモ用で「詳細に読みとられちゃかなわん」とばかりにあっというまに消したのだろうが、あれはマジマジ見ないと内容が全部把握できないはず) そしてその後「経験値100を獲得」というように経験点表示が表れる。
・そういえば、1戦闘に関わるメンバーは4人までっぽいです。確認した映像で、画面で並んでいたのは最大4人。さすがに「協力攻撃」とかはなさそうだ(笑)
・印象:とにかく「スピード」的でポンポンカードが出ていきます。
ああ、チュチュでやりてえ!(笑)

そうそう、7/21よりナムコのCM枠にて、バテンカイトスのCMが始まっているそうです。
会場でもそれが流されましたが……
「LOTR(指輪物語)のCMですかっ?!」
とツッコむのはおそらく禁句でしょう(笑)
ゴブリンやらオークが鍛冶やってるあの場面にそっくりなのね~(苦笑)

■バテン・カイトスの感想・統括編■
 販売メーカーの枠を思いっきり取っ払った製作会社同士の一大コラボレーション、しかもシナリオがあの「殺し文句大量発生器」(←Azusa的印象)加藤氏とあっては、期待度はかなり高いでしょう。よくもまぁ、今の今まで伏せていたもんだ、これだけの情報を(笑)。
 しかし、そんな有名クリエイター(集団)の影響もさることながら、個人的には「子供の頃読んだおとぎ話のような、そんな懐かしい匂いのするファンタジー世界」というのが心惹かれる点でした。ムービーのオープニングで描かれていた「古びた本のページを繰る」、そんな演出がすごいドキドキワクワク感をかきたてた。発表会の事前の情報が入っている段階では「……カードゲーム系ねぇ……」と興味がそれほど高くなかったのですが、おそらくムービーに洗脳されてしまったんでしょう(笑)。
ファンタジー・翼・青い空と深い海。これが好きな『読み手』には外せない作品になっていると思われます。
……やばいよ、GC買わなくちゃ(汗)

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