"Lゼノサーガ語り"カテゴリーの記事一覧
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かなり前にツイで「何故ゼノサEP1のミニゲームはあんなに本格的なのか(本編制作がかなりギリギリだったって監督とBN原田氏の対談@4Gamer.netであったのに)」みたいなのを論じてるTLの流れがあって、それについて思った事をツイに流すつもりだったんだが、相も変わらず長口上になってしまった ので、ブログにて再編せんとしまして。
(最初の発信元は元より、全部の発言を網羅的に見られた訳ではない自覚があるので個別引用は行わないです。引用させていただけるのであればお声がけいただけると幸いです)
…幾らツイをナンバリングしてても、一ヶ所だけ抜かれてリツイされると、思っていた意図で伝わらず最悪一人歩きしちゃうの怖いんだよね。それぞれが140字に収まらなかった(定期)というのもあるのだけど。
(「ブログだウヒョホー」と開き直って大幅補遺・大幅増量も定期)
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ゼノサEP1ミニゲーム充実の理由、むしろスクウェア時代の作り方手法の名残 のように思えるのよね。FF8以前のスクウェアでは、担当者がそれぞれに面白いと思うものを寄せ集めて一つのゲームにまとめ上げていたような感じがするので。ロマサガ/サガフロ、ライブアライブ、クロノトリガーの、それぞれのシナリオ、それぞれのキャラクター、それぞれの世界観、それのバイキングビュッフェというかごった煮というか奇跡の闇鍋。
スクウェアがそういう手法で作品作りをしていたというのは、かつて光田さんのサイトにあったインタビュー記事で加藤正人さんが明かしてらしたのだが、プロキのサイトを再構成し直した今は取り下げてしまったようで、確認出来るソースがWEB上から消滅してしまったのは至極残念。(2017年9月のゼノブレ2じっちゃんダイレクトの頃に自分が見た時にはまだあったんだけどねぇ。むしろ吉良さんの記事を復活させて欲しい(涙))
そういった事を踏まえて、リアルタイムでスクウェアのSFC→PSへの転身、もっと言えばFF6→FF7の変遷を楽しませてもらった身としての何となくの想像なんだが、SFCからディスク機(SS/PS等)と容量爆上げで、作り手にとっては一つのゲームの中で表現出来ることが増えて、それぞれのチャレンジを一つの作品に目一杯詰め込んで作品世界を広げた ように見えるのよ。FF7のバイク・スノボ・潜水艦というガチなミニゲームが本当にそういうチャレンジの一環じゃないかなという感じだし(ルーファウス記念式典とビンタ対決はまだしも)、ゼノギのバトリングやタムズでのカードゲームとかも同じ流れに思える。ゼノギはさらに、ラハン村でのじゃんけんバッヂやアヴェのサーカスでのグルグルバンバン、キスレブの貯金箱メトロノームetcetc、こうして見るとかなりミニゲーム多いよね。そして私全然やりこんでないorz
こちらの攻略サイトさんでは台詞網羅されてるので、気になる方はどぞどぞ。爆破とか知らんかった…。
そんなミニゲーム三昧の流れを受けて、ゼノサEP1のミニゲームも、メインの描画エンジンをこさえる前の段階で、個々のスタッフさんが作品世界を広げる為に作っていたものなのではないかなーと思っていたんだけど。
よくよく調べて見たら、週ゼノ上でミニゲームプランナーとしてクレジットされてる中島和俊さん(Kazutoshi Nakajima / 週ゼノvol.4 P12 / EDムービーではEDではガイナンとヘルマーの交信の辺りにお名前アリ)、【ミニゲームプランナー】として単独でお名前が書かれてるっきりで、どのミニゲームに誰が携わってるかは明確じゃないのね。まさかお一人であの量を&種類を作っていた…?過去のモノリス職種インタビュー(Vol.5 プランナー編 2018/5/17公開)を見る限り、モノリスのプランナーさんのお仕事って叩き台作り・仕様固めがメインのような感じだし、その一環で、いろんなものを作ってはとにかく入れていたのかしら? 当時のモノリスは不夜城だったとはいえ、おひとりで頑張るにはちょっと大変そうに思えるのだけど……。週ゼノ・攻略本・設定本をざっくり洗った程度だと、どこをどなたがって話も出てきてないので、実際どうなのかなー、と(エルデカイザー担当は多分新井考さん?セグメントファイル担当は壁雅弘さん?(共に参照は週ゼノVol4スタッフコメントからの連想)というくらい)
正直、仮説に固執するのはあまりよろしくないなーと思いつつ、ここら辺、関係者自らがバラしてくれないとわからないというのが本音です。
なお中島さん、週ゼノ(同上)ではカードゲームとバトリングのヤリコミに言及されてましたのでご参考までに。……ハードモードのタイムアタック1分以内かー…(遠い目)
それはそうとして、そういったEP1の豊富なミニゲーム路線からガラリと経路を変えたEP2のG2キャンペーン、これらは基本的にメインのゲームのシステム内で構成されてるんだよね。別ゲームエンジンを組み込むレベルのものがほぼ無い代わりに、テキストベースの中で作品世界の掘り下げはしっかり出来るものになってる。おそらく、上述の原田さんとの対談記事にある「社内が「限られた期間と予算の中でできることをしよう」という空気になっていきました。誰が言いだしたわけでもなく。」という流れの一環だったのかもしれない。やっていた当時は「(EP1からあったセグメントファイルを除けば)随分ミニゲームが低予算化したなー」と失礼な事を思ってたのだが、前述の監督のあの告白があった事で自分の中では歴史のパズルの一ピースが埋まったように思う のよ。メインの流れ以外の動作を必要としたものというと「塩塩砂糖塩砂糖カレー」くらいだろうか?(「雨雨権藤雨権藤」っぽいよね、と言い出そうとして、そうよ権藤監督旗下の横浜ベイスターズ優勝は前世紀なのよ、という現実に気がつくorz)
個人的には、グリュプス・シスターズのクエ、あれはゼノサ以外の世界観ではそうそう出来ないギミックで攻めてきていて、すごく良かったと思う。一番好きなG2キャンペーン。これはツイでも何度か言ってるけど、ゼノサを語る時は言い続けるぞ。ホント好き。
新しい仕様を詰め込まず、既存のシステムの中で遊びを増やす――そういう方向に舵を切った事で、ゼノブレ以降のサブクエがかなりの数を用意できるようになって、作品世界を物語る時の幅の豊かさに繋がったのかもしれない とさえ、今からしてみれば思う。TRPGクラスタなのでSWや妖魔夜行、セブンフォートレス/ナイトウィザードのようなシェアードワールド的に、特定のゲームシステムの中いろんなシナリオを自由に組み立てて遊ばせてもらってる感覚に近い。そう考えると世界観統一大変だなーと思うときはあるけれど、そこに関してはほぼ違和感ないのは、総括するプランナーさんの手腕といったところなのかな(あとどんな好き勝手言い出しても許されるノポンの存在が大きすぎる)。
なお参考として、同時期制作だったバテンで「先にやれることの枠を決めて、その中で自在にやってもらった」という発言が設定資料集の方にあったりするのも少し心に留めておきたい。 マグナス集めから派生する星座集めや、画面表現として描かれているだけのはずのオブジェを集めちゃえ~な動物集め、そして何よりクズマーン一族の系譜作りはゼノブレのキズナグラムの源流とも言える流れで、やはり世界深化を如何に作品のメインの機構の中から生み出していくかの試行錯誤の産物だったと、今にしてみれば思う。どれもこれも、会社存続があってこそ再び花開いたものではあるのだけれど。
一方、作中既存システム内にとどまらないものも何らかで作り続けていて、それがEP3のGeMixだったりブレ2のTiger!Tiger!だったりかなとは思う(バテンだとミンディールSTGか)。これらはゲームアイディア&システムメイクの硬直化、慣れたRPG的手法への依存を防ごうとしてる社内チャレンジの一環だったのかな、と、あくまで憶測だけど。得意のRPG技術ばかりでは、もしRPGが衰退した未来が来た時、会社を存続させるのに困るから。PS2時代、無双シリーズのあまりの無双っぷりに、PS時代はそこそこバリエーションの多かったS-RPGが、急激に衰退してFEくらいしか見かけなくなってしまったように、一つのジャンルが突然先細る事は十分にあり得るし(一応ナムカプ/PXZ、サモナイ、デビチル等あることはあったけど、ほっといてもタイトルが耳に入ってくるジャンルでは無くなってしまったな感は強い)。
そういう点では、ゲーム内ミニゲームは別に構わないのですよ。たとえACT苦手でRPGやSLGに傾倒したダメゲーマーな私みたいなのが「成長/進行の必須事項にしないでぇえええ~!」 って毎回ギャフンってしてても…ももも。……で、出来れば逃げ道を用意しておいて下さると大変ありがたく存じます(平身低頭)
▲え、15秒も生きられてるなら上等じゃん(5秒でゲームオーバーになるダメプレイヤーとはこのワタクシ)
アクションゲーム的なものに関しては、バトル担当の島本さんが、それこそEP1(資料集)の時点から「やりたい!」と熱意を持っていたりしてたし、やはり作り手として、何よりゲームが好きな者としては、その手で是非とも生み出したいチャレンジの峰なのかなぁと思ったりもする。
ポケモンの田尻智さんの処女作『クインティ』の回顧であったように「傑作はすべて新しい動詞からはじまる」みたいなところは、ゲーム作りに携わる人みんなの果てなき目標なのかもね、と。
(参照:『ファミリーコンピュータ 1983-1994』東京都写真美術館『テレビゲームの展覧会 レベルX』図録 (NDL請求番号:KD958-H77) P120
←元の発言は 田尻智『新ゲームデザイン : TVゲーム制作のための発想法』エニックス 1996年(NDL請求番号:KD958-G72))
そう考えると、普段RPG作ってる人たちでも、そちらへの情熱を封じてしまうよりかは、むしろ「出せる企画の中で思い切って組み込んでおしまいなさい!」という気持ちはあるわね。
それが次の新しい「楽しさ」を生んでくれるなら、それはプレイヤーとして大歓迎なのよ♪
実はこの記事、2024年初頭に書きかけていたものの、自分の中で一部詰め切れず放置だったんですが、FF7リバースがミニゲームもりもり祭りだったという話がTLに流れてきて、ああもしかしてFFとモノリス作品の分水嶺はここにもあったかもしれないと思って浮上させてみました。FF7Rは「過去作のイメージをしっかり残す」という命題もあった上でのミニゲームもりもりらしいので、それはそれでゲームの一つの進化の形・何を大事にするかのスタンスの違いだなと。純粋のゲームの歴史の発展の仕方のそれぞれとして興味深いわねぇ。
それはそうと、虚無モーグリはそのうち悪ふざけでスクエニショップが売ってくれたりとかして欲しいクポ。
検索用タグ:ゼノサーガ ゼノブレイド ゼノギアス FINALFANTASY7PR -
とはいえあれ以上の情報の進展は未だ得てないのが実情。
強いて言えばANUNAが『Illumination』というアルバムでグリーンスリーブスを歌ってる事を知ったくらい。
ただ、電話の保留音(by光田さん)の中で、パッフェルベルのカノンでもなくエリーゼのためにでもなくグリーンスリーブスがゼノサーガで選ばれているというのは、紛れもなく意味があることだと私は思っている。
過分に整わないメモだけれども、最近、こういう自分の構想そのものを自分が無事なうちにまとめきれるかすごく自信がなくなってきているので、ブレインストーミング状態でいいからとりあえず置いとけ、というようになりつつある。
なので読みやすさとか考えてる余裕ないけれど。
自分が世界から受け取ったものを、自分にしか出来ない知識の集合で咀嚼して少しでも返したい、それが誰かに繋がり新たな物語になるのを期待したい、ただそれだけなんだ。
緑、というと、ゼノギアスではエメラダ。
エメラルドの象徴は生命。
ソロモンがシバの女王との問答の末賜った宝石とされるが、列王記だと明記はなし。
そしてもう一つの緑、それはゼノブレイド2のプネウマ。
(スマブラで名前出ちゃってるどころかそもそも発売1年以内で公式サイトに名前出てるんだから伏せる必要もあるまい(但しギリシア文字))
みどりは翠・翠子《みどりご》=生まれ出ずる生命の象徴。
「大地から生まれてくる植物の色であり、異なった両者に調和をもたらす色。物質界から精神界へとわれわれを導く役割。」というのは2020年05月09日(土)のTweet[ふせったーlog](予言官のデザ変更について)|翠輪堂-日記-でも取り上げたけど。
『黒い聖母と悪魔の謎』の本では、緑の衣=マリアとしていたんだが、一般的なイコノロジーだと緑の衣は娼婦の色。すなわちマグダラのマリア。
ゼノブレ2に関しては、聖母マリアの象徴であるユリをあしらった剣《ブレイド》を携えたニアという存在があるけれども、実はニアを処女懐胎の聖母マリアに、プネウマはRexMundi=世界の王=世界を救う者《Yēšúa》の伴侶として見立ててるのでは無いかなーという、なんとなくの予測がある。
……これに関しては、2のエンディングではあまり確証が得られなかったところ、3にあの要素(ネタバレ)が加わったせいで、あらみらまでを見ないとなんともいえないけど、ゼノは意味も無くデザインに象徴《イコノロジー》を絡めないという信頼があるので。
緑は命を抱き、そして産み出す色。
赤く輝く世界の王を、この世へと羽ばたかせるもの。
多分その事実は、作品の根底に流れ続けている。
What Child is this who, laid to rest
On Mary’s lap is sleeping?
――御使いうたいて|Wikipedia
……
…………
………………うーん。
やっぱり全ての物語に目を通してない状態だと、考察がどうしても不安定に止まるなあ。
せっかく遊ぶんだから焦りたくないし「他人の描いた地図で世界を確認して回る」つもりはないから戦闘もサブクエも含めて好きに遊ぶつもりなんだけど。
全部を見た上で、さらに考えを練る時間が持ちたいな。切実に。
検索用タグ:ゼノサーガ ゼノブレイド2 ゼノブレイド3 -
自分の忙しさとかツイのゴタゴタとかで完全にすっこぬけてましたゴメンナサイm(_ _)m
KOS-MOS熱愛応援団長リバラさんのツイがおすすめトップに流れてこなければ即死だった……
(スクロールすると【異論仮面様を[購入する]】の先がなうモローディングぐるんぐるんなのじゃよ私の環境。一体この鳥籠に何が起こっていると言うの…(CV/エルマさんの時の桑島さん))
とはいえ、プライベートのせいでホント何もしてないんだよなあ。
強いていえば、GW後くらいにうっかり見てしまった某ネタバレのおかげで、私、もう数年は生き延びなければ!という決意を新たにしたくらい。(発売一年未満はおくちチャックのマイルールに従いネタバレ自重白文字隠し)
(あらみらでなんかあったんだそうで?ワクテカ/私まだ本編2章頭なんだけど…orz)
バンナム株主総会でも、バテンRの影響からかゼノサーガの行く末についての質問があったそうで(※深掘り未遂の為詳しくなくてゴメン)、まぁIP商いが商売の柱であるバンダイは現時点だと明言難しいとは思うのだけれども、個人的には、アストラルチェイン(プラチナゲームス)やバディミ(コーエイ)のように、モノリス-任天堂主導であの物語のリブートが行われるのなら、それは十数年来ファンとしてはありがたいことだなあと思ったりもするのです。
ていうか、元々作ってくれた人たちが報いられる形でないと嫌だ!
元々作ってくれていた人たちの、思い描いていた物語の形で進まないのは嫌だ!!
私は基本作者萌えで、言葉と物語に惚れてファン続けているので、キャラクターのガワだけ使ったものは(今の時代で触れ得る人が増えるのを喜ばしく思う反面)やっぱり微妙にムズムズとしてしまうのです。
私は! あの人たちが描く物語が!! 読みたいの!!!
ホント、ゼノコンみたいに、魂を込めたリメイクであればいいんだけどねー。
なんとなく昔のファンに確実に売れそうだから~、みたいな動きでいい加減な物の売り方するのはノーサンキューですわよ。(テイルズの方を同情的に眺めながら)
まぁ、ゼノサの場合、ホントにベタ移植でやる気なら、当時のインタラクティブコンテンツ全部のせしてほしい野望はあるけどね。アウターファイルもミッシングイヤーも。権利関係の難易度爆上がり承知でアニメもコミック版もEP2小説後書きのEPRパラドクス解説の後編も欲しい。制作発表会の記録映像も2回とも欲しいわねぇ。
「わぁ~い、今日は給料日だぁ~」(cv/山ちゃん(脳内再生))のFLASHはゲーム史広報黒歴史記録の一環として、船長借金完済の特典で十分なんで隠しで入れてくださいw (あとモモのモーションで動くジギー) -
映画『白鯨』(1956)|BS12トゥエルビ 2023年2月23日(木)放映
いろいろ見たい物溜め込んじゃっているけれど、やはり古典は目を通したい。
ゼノクロで、白鯨から脱落した部品にぽちぽちピークォド号の船員の名前がついてたりするの、地味に好きです。銛打ち(ダゴー)がレーザービームになってたりするけど。
そういや、あつ森ハピパラ実装時、姫ズのを台所観戦していてカフェのデザイン作る要素があると聞き「よーし、看板料理が激辛カレーでナマステなカフェのロゴ作っちゃうぞー」とゼノサ脳のおかんはやっつけ仕事をしたのだが、ちょっと不思議だったのが「MobyDickCOFFEE」の名がマイデザ登録できなかった事。メルヴィルの著作権は70年ルールでも切れてるはず(生没年1819-1891/『白鯨』上梓1851)なので、同名のお店が実際に存在するのか、それとも別の問題があるのかな?
1956年の映画版はエイハブ船長役で主演のグレゴリー・ペック氏(1916-2003)が版権を持っているので、その関係があるのかしらん?
あと、モビィディックコーヒーというコーヒーチェーン自体は恩田陸『消滅 VANISHING POINT』でも出てたなあ。連載時のとり・みき作のロゴが可愛かった記憶。
そういやトゥエルビの映画といったら、「お、これはちび様の"Go ahead.Make my day."の元ネタ見られる好機!」と思って録画した『ダーティ・ハリー4』、ようやく見たら吹替だったんで、山田康雄さんのイケボで「やれ。お楽しみだぜ」を堪能する機会にすりかえちぇんじ★となり候(これはこれで眼福もとい聴福)
今回見てて最初のうちはどうしても山田さんの声はルパンにしか聞こえなかったのだけれども、じわじわイーストウッド顔があの声にハマっていくの、なんか吹き替えの醍醐味だなあと思ってみたり。
洋画はそもそも吹き替えよりも字幕派なのだが、時々こういうのがあるので、やっぱりちゃんと両方見ておきたいね、ってなる。
……コピーロボットの開発が心底待たれるな。
(ゼノ遊ぶ自分とゼノ遊ぶ自分とゼノ考察する自分とゼノ考察の為に本読む自分とゼノ絡みで見ておきたい映画見る自分とそれ以外の映画見る自分と他のゲームする自分と家族の面倒見る自分と睡眠時間むさぼって体力回復する自分と……既におそ松兄弟数超えてるわw) -
EP2の18周年おめでとりは事情によりまともに参加出来なかったので、こっちは頑張っておめでとりしますです。がおー(吠えてどうする)
さて、今回は勝手考察したものをSSという形に仕上げてしまいました。
ズバリ実はハカセ&スコットクンがスキエンティア関係者だとしたら。
考察ずるずる書くだけは書いてみたんですけど、どうせ幻覚なんだから二次創作しちゃえばいいんじゃない?的ウドゥさんからのナゾ電波が降ってきて、そしたらあれよあれよた~のしー!
ああそうですアホの子ですよ。楽しいんですよ。
アウターファイル&ゼノフリAVG履修者じゃないと何の話かサッパリ妖精のおいてけぼり、私が書いてて楽しいだけの妄想SSです。(ミッシングイヤーは無くてもだいじょぶかも)
実のところ原作に対する見直しがかなりズサンなので、もしかしたらオカシイ所が出てくるかもしれませんが、宇宙創成の広い心持ちで楽しんでいただければ幸いです。多分【うるおいさらさらヘアー】を作るくらいの時間(336h)があればDS含め全作再度通しプレイ&鑑賞はたやすいとは思うんですが、情報整理考えると「2週間お試し下さい」程度じゃ収まらないし(ていうか断続とはいえ頭の片隅に置きつつ暮らしてもう20年ですぜダンナ)、ちゃんと解釈するにはゼノクロとゼノブレ2と、そして次に積まれるゼノブレ3も目を通したいし。
ゼノが積まれすぎてて大渋滞ってホントすごい。EP3終わった後では想像も出来なかったから。
毎回ですが二次創作回れ右な方の為にクッション置いておきます。
考察ずるずるは後書きにて。
※なおクッション画像は(当然ながら)中古です。ここ読む人はもう持ってる人ばっかだからいらんだろうけど、ショップは可能な限り揃えてみた。


クミンシード
スコットクンはハカセの助手である。
今日もハカセの言いつけに従い、ハカセと共に作成している巨大ロボットの為の部品を発注しにわざわざ第二ミルチアくんだりまで出掛け、一通りの用事を済ませたところで、いきつけのカフェでランチとしゃれ込んだ。
このカフェ、亭主のこだわりカレーの評判が高く、昼時はカフェというよりもカレースタンドに近い。
喧騒と方々から漂ってくる香辛料の香りをかき分けて、スコットクンは窓際の端のボックス席に陣取る。ココナッツミルクの甘みが効いたカレーを頬張っていると、ふと、テーブルの上に影が落ちた。
「相席、よろしいかしら」
見上げると背の高い女性が立っていた。金色の髪をひっつめにし、丸縁の遮光眼鏡をかけている。眼鏡越しからでも感じる鋭い眼光。
答える代わりにスコットクンはさらりと指文字を走らせた。
scientia est potentina《知識は力なり》.
それを見て、彼女はさも当然であるかのように向かいの席へと自分のトレイを置いて席についた。溶岩のように赤くどろりとしたカレーが香る。随分と辛そうだな、そんな事を思いながらスコットクンは口を開いた。慇懃に。
「お久しぶりです。ドクトゥス」
「えーと、今は誰だったかしら。エージェント……スコット?」
「スコットクンですよ。『クン』まで名前です」
それまで鉄面皮のようだった彼女がきょとんと目を見開いた。スコットクンが嗤う。
「今日はいい日だな。この稼業は長いですが、貴女の事を二つも知ることが出来るなんて」
「二つ?」
「貴女は辛口カレーが好みということ、貴女もそんな顔をすることがあるんだってこと」
ドクトゥスと呼ばれた女性はやや憮然とした表情を見せたが、軽く息を吐くと常の自分に戻すかのように笑みを浮かべる。まるで猛禽の笑み。
「ご挨拶ね。それより首尾はいかが?」
「なんとかヴェクター第一の人間に知己を得ることは出来ました。ファウンデーション船籍の連中とも今じゃ呑み仲間ですよ」
ぐい飲みよろしくスプーンを持ち上げて見せるスコットクン。カレーを口に運びながらドクトゥスは尋ねる。
「それどころかヴェクターの最高機密もいじったって聞いたけど?」
「KP-Xですか? 触らせて貰ったのは外殻だけですが、ありゃあホントに面白いですね。まともにいじろうとしたらお目付役共々身持ちが固くて難儀しそうですが。まぁ今度ワームの一つでも入れて試してみましょうかね」
「返り討ちに遭わないようにね」
端から見れば相席の男女が世間話をしているだけ。でも、きちんと聞く者がいたら、会話の端々に混じる単語にぎょっとしただろう。だがこの店はそういう無粋な店ではない。それを知った上でスコットクンはこの場所を選んでいる。
「何よりハカセが乗り気なんですよ。あの人、『人型ロボットに興味はない』なんて言ってましたが、あれだけの自立個体、さすがに気になるようでして。自分のロボの操作系プログラムを熱心に組み直してましたよ」
「開発が急に進んだと思ったらそういうこと。相当の刺激になったようね。出資している甲斐があるというもの」
「ええおかげさまで。――このご時世、ヴェクターともハイアムズとも異なる兵器システムを作ろうなんて考える人間はいない。稀有な存在がよくも見つかったものです」
スコットクンは感嘆したように言うとカレーを一口飲み込み続けた。
「あの方は純粋ですよ。それゆえに御しやすい。夢にひた走らせられているうちは僕らを裏切ることはないですよ」
基幹システムをヴェクター製に依存すれば幾らでも効率良く機械を御せる。だが彼らは――ドクトゥスやスコットクンが所属する組織の人間は――それを望まない。そこに依存したくないという矜持が彼らの組織を貫いている。
そういった点で、あのハカセの知識と実力、そして他には目もくれぬ情熱は願ってもないものだった。採算度外視ではあるが、彼らの理想に対し、着実に成果を上げている。
「そうね、そうあって欲しいものね」
口角泡飛ばす彼を見ながらドクトゥスはカレーを平らげていったが、ふとグラスに口をつけながら呟いた。
「心配なのよ、貴方があの博士の妄想に取り込まれてるんじゃないかって。潜り込んだにしては随分体よく使われているようだし」
今度はスコットクンがきょとんとする番だった。「うーむ……」と行儀悪くスプーンをくわえて虚空をしばらく見つめていたが、ぱっと口を離すと、おどけて舌を出す。
「まぁオトコノコにとってロマンは大好物ですからね。今回の事は仕事抜きにしてもいい巡り合わせだったと思ってます。せいぜい道化は続けますよ」
柔らかな物腰と人好きする顔や仕草、その裏に眠っているのが、ロボット技術への羨望と探求だけではないと誰が思うだろうか。まるで――そう、まるで、カレーの中に仕込まれ、確かにカレーを構成しているというのに、決してそれそのものを見せてくれないスパイスのよう。
そんなものなのかもね、とドクトゥスは思う。市井に溶け込みながら、互いに誰が誰ともわからずに、でも、スキエンティアという確かな理想で繋がっている自分達は。
「頼んだわよ」
最後の一口を放り込んで、彼女は思案げに首を傾けた。
「次はもう少し辛口も試してみようかしら」
鯨の絵が描かれたグラスの中で、残った氷がカランと音を立てた。
後書きイイワケ・この妄想の端緒~。
ハカセ&スコットクンが「ヴェクターの手に寄らないシオンによるKOS-MOS」にいっちょ噛みする展開になったのは、本来上記のKOS-MOS最終形態作りに関与するのはスキエンティアだったんじゃないかな、とふと思ってみたりしたんですね。
ただ、(諸事情もろもろで本来構想を切り詰めてEP3までに収める都合上)スキエンティアとの関わり描写はミッシングイヤー及びドクトゥスに留まらざるを得なくなり、関与の薄くなったスキエンティア関係者の代わりを彼らドタバタコンビが担う事になったんじゃなかろうか、と思いまして。
二人がエルザ内に強引間借りするゼノフリ→EP2展開は、後にスキエンティア関係者がエルザに乗り込んできてKOS-MOS制作に携わる、そのための環境作りを見越して行われていたのかも、とすら思ったんですわ。設備はあるぞ!(どーん) ついでにアシェルも魔改造出来ちゃうぞ(どどーん!)てね。
(アシェルは元々ヒュウガのアニマの器ですからー、とでも言わんばかりに、敢えてアレに取り込ませないように仕組まれ、そして最後に兄さんがぶん回し……というのは、元々考えていたのかもしれないし、ある意味ファンサの要素も強かったんじゃ無いかと思っています。兄さんが踵を返した時「ハカセ&スコットクンのあれあぁぁぁぁぁぁあぁあ~!」ってなっちゃったもん。閑話休題)
そこまで考えてふと。
いや、実はハカセ、ホントはスキエンティア関係者そのものだったりとかした可能性もある?
あるんじゃない???
スキエンティアから資金援助得て、ヴェクターにもハイアムズにも依拠しない機動兵器開発を担わされていた、とか。……ハカセ自身は好きなロボ研究が出来てヒャホーイで、政治的なゴチャゴチャには関わらない主義だったりとかした可能性はあるけど……。
あの風貌・あのトンチキ感全開のギャグキャラに、わざわざ青野武氏という大物声優さんをあてがっていて、EP1(アウターファイル)から出している所に、ハカセは実のところ「(スキエンティア絡みかどうかはさておいても)元々ちゃんと最重要キャラだった」説が、私の中でムクムクもたげてきてしまったのです。だってぇ、どー頑張ってもBTTFのドクじゃーん。洋画吹き替えの力を知悉していて、その後の作品のキャスティングにも端々にこだわりを見せてきてるソーカントク&スタッフの皆さんならあり得るんじゃなかろか。後にミラリアンとかやっているんだからBTTF好きなんでしょ白状おし!(笑)
そんなこんな思っていた所に、ウドゥさん(仮)が「YOU!SS書いちゃいなよ」と毒電波下ろしてきまして。「ゼノブレ3発売日決まってるのにそんな時間無いよ無理無理無理無理!」 と思っていたんですが、カフェの傍らで談笑するスコットクンとドクトゥスという謎の組み合わせが降ってきちゃったんでもう止まらない(爆)。
家庭の事情によりSwitch立ち上げ出来ない日々が突然発生してしまった事もあり、その隙間でちゃちゃちゃーと書いてしまいました。
……まだあったんだ私にこんな起爆力、と思いながら、せっかくアウター&ゼノフリ絡みの内容というか時系列だからEp2発売日おめでとりに使おうかなと思っていたんですが。
ここでもまた自由の中断。
SS書き散らすのはスマホでも出来るけど、推敲と成形、ブログやツイへの投稿準備がPCに慣れた身では全く出来ず、泣く泣くEP3誕生日にずらしたというわけです。
今回特に新書ページメーカーでやれるルビ周りと、このブログに載せたルビ周りの扱い、相当にいじっていますので、Twitterの方を見たらまた印象が大分変わるかと思います。新書ページメーカーの方が本来の私らしい感じかもしれない。やっぱりpixivは登録すべきかなあ(まだしてない)
ちなみに、当初二人が出会うのはデュランダル内か適当なドッグコロニーのカフェだったんですが、会話に比して地の文が締まらない→いっそモビィディックカフェで落ち合わせるか→モビィディックならカレーだろ→タイトルと最後のオチ決定。
いやぁ良く動いてくれました。カレーは燃料です。(シュニンカレーもぐもぐ)
なお、カレーのスパイスの中でも、クミンシードかコリアンダーかは最後まで悩んだんですが、コリアンダーって要するにパクチーなわけで。
DSに向かって「ぱくちーぱくちー」騒いで、某東北大学未来科学技術共同研究センター教授をいぢめた過去が頭をよぎり、申し訳無さからクミンシードに決まりました。
初代クックルンのクミンちゃん大好きだからそちらも悩んだんですけどね。
クミンシードはじっくり炒めるといい香りですよ~。スパイス沼ですよ~。
なお、5文字以上のスパイスにしたかったけれども、ガラムマサラは公式アンソロでもタイトルに使われていた方がいたのでやめときました。書きながら頭の中でDASHカレーの曲が流れていたのはヒミツだっ!
で、オチまで書き上げてから知ったんですけど。
クミンシードって、中世ヨーロッパでは「恋人が浮気しないようにライスシャワーに混ぜたり持ち物に忍ばせたりする」という使われ方をしていたとエスビー食品のサイトに書いてあったんですねー。
スパイもの(?)風の今回の話に妙に符合してしまい、変な笑いがこみあげてきました。
ゼノってばそんなとこまで言霊引き寄せるんじゃありませんっ!
いやー、やっぱりゼノ二次楽しいよ。うん。
今後も、もっと物語読み込み直して楽しみたい。
おまけ:
実のところ、SSの技法としては御法度な手法を一つ練り込んでます。「視点の揺らぎ」です。あんまり良くないんですよね(文芸部だと読み合わせでダメ出しされるやつ)。自覚してます。直そうかと思ったけど私の心のカメラがその位置だったのと、何か作りたい気持ちを優先させちゃいました。勢いだから許してっ!
