"Lゼノブレイド語り"カテゴリーの記事一覧
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その直前に#今だ乗っかれノポン祭り等という神タグが発生していてノポ充みっちみちでござる。
ノポンは心を癒やしてくれますね…。
ご本尊任天堂様も、この6月に合わせてアイコン配布祭りやってくれていて感謝感激雨あられ。
問題があるとしたらプラチナポイントが足りない……ミッションやってる余裕がない……orz
(3DSとWiiUのショップ無駄ログインして稼げたりしてたのが無くなっちゃったからなあ)
それはそうとして、(後でツイでもやるつもりなんだけど)親バカかましてよござんす?[おしらせ]アイコンパーツに「ゼノブレイド」シリーズが登場。Nintendo Switch Online加入者の方は、プラチナポイントと交換で、Nintendo Switch本体のユーザーアイコンをカスタマイズできます。アイコンパーツは本日から配布開始です。#ゼノブレイド #ミッションアンドギフトhttps://t.co/tdKVmLDSuI pic.twitter.com/nUSyEeo7t9
— ゼノブレイド総合 (@XenobladeJP) May 26, 2023
うちの姫ズが!
長期休みを利用して!!
我が家にノポンの勇者を顕現させました!!!!!!!
「ねーなんか手芸のネタなぁい?」などと抜かしよる姉姫に、モナブス与えたらコレよ。
リキはスマブラ参戦で我が家では(リキだけ)めっちゃなじみがあるので、二人して喜びいさんで作ってたよ。
未プレイの状態でモナブス見ちゃうとか、リキの秘密という【ノポンの知識40Lv】を知った可能性は高いのですが、でもリキのあの立ち位置から来る落ちた腕でのシーンは、長い旅路を経て、ダンバンが皆から寄せられてきたものの大きさをイベント上のストーリーテリングだけでなく戦闘中の声掛け等から完全に染み込まされた上で、リキの(甲斐田ゆきさんの軽やかで柔らかい声音で)語られるからこそ重みがあるものなのでして……いーから早く原作《ゲーム》にバシャーンしろも!と念を送ってるのだがなかなかこれが効かなくて。
(とはいえ、3D酔いしんどいよう、という子なので、おかんは無理させられないも…)
しかし、手芸元々大好きだがぬい作りは初めての子でこれだけの物が出来る型紙であり丁寧なレシピだと、逆に今の時代公式でノポぬい出たらネットフリマとかで粗悪な偽物横行しそうだな…と余計な心配をしてしまいました。
2010年当時、京は今ほどIP商売してなかったから「グッズ出してなんて言えないよね」という諦念でモナブスにノポぬい型紙掲載したのが今になって仇になったとか?
ならばいっそ、型紙があっても市販フェルトで賄うのかなりムズいサイズの等身大ノポぬいを売れば解決ですね!?
逆に手技では超ムズいレベルのカプセルトイ級ちんまりノポンでも良くってよ!
いっそ木目込みノポン人形作成キットとか!!
そんな心配性おかん・私ごときの未来視パリパリパリーンして公式ノポぬい発売、切に切にお待ち申し上げております。
ノポンamiiboでも良いぞ!
(リキのふさ毛、すごく難しかったそうで、本人曰く「エビフライになっちゃったも…」とのこと。
エビフライでも可愛いからいいんだも。おかん嬉しくてたまらんのだも!)PR -
「体験」が景色を変える ~ゲームで学ぶ“世界”~|クローズアップ現代
昨日のクロ現見ていて、つなみら再プレイしたくなって仕方ない。
特に『突っ込めイノシシ』が流れる辺り、皆が手を携える胸熱感(※曲名それじゃない)。
ゼノブレDE『つながる未来』をはじめたばかりに予測で書いたせいで、じぶんのつなみら観を縛ってしまったのはあるけれど、でも、終わってみて、その直感は間違ってなかったんだなあというのはつくづく思います。ゼノブレイド10周年!によせて~ファミ通の杉浦さんインタビューを見て思い出した事、思った事~ #Xenoblade_fes20 |翠輪堂-日記-
ゼノブレ3はさらに突っ込んだところに入りそうだけれども、どうなるのかな。楽しみ。
(1章しか終わってないのにもうDLC第三弾来てるよう。
でもイーラもちゃんと完走したいよう。
ていうかイーラも別ベクトルにそういう主題っぽいじゃーん。はよ進めたいわー)
それはそうと『This War of Mine』やってる時の小山アナの「え?ええっ?」という素の葛藤がめちゃくちゃよかったです。
年代的には普通にファミコンに育てられてきた年代とは思うけれども、そういう世代の人にもうわわと驚きを与える作品なんだなあと。
作品としてはめっちゃやりたいけれど、やりながら自分が全力落ち込むの想像つくからやりたくないタイプの作品だわ。 -
昨年の繰り返しになりますが5/29-6/10の2週間弱はゼノブレイド祝祭週間と認定することにしましたので、皆さん普及させましょう!
とはいえ、下手に締切伸ばすとUPする気合いと根性が消え失せるので、予約投稿は掛けるんですけど。
今回は、昨年時点でほぼ完成していながらUP出来なかった作品をUPです。……リアル充満と2&イーラ、そしてミラにもちょっと顔出しちゃってて、結局DEは全然進められてなかったんですけど、……ごめんちゃい。一回クリアしてるからいいよね、とか思いつつも、撮りたかった風景をスクショ確保出来なかったのは少し心残り。
例によって二次苦手さんリターン用に商品画像置いておくので、ダメな人はリターンです。……ていうか私のブログ見に来てそれやる人いないと思うんだけど、うっかり検索で迷い込んだ時の保険っちゅーことで。
一手間掛けますがご寛恕くだされ。■To Be Yourself ~ラインとダンバン~
この森は夜になると獣の勢いが増す――そう教えてくれたのは道中のノポン商会の者だった。
鬱蒼としたザトールの森の中、まだ日は高かったが、僅かに開けた場所に着いた一行はその日の野営支度を始める事とした。助け出したジュジュ、救出に加勢したオダマ、合流したダンバンとディクソンと、それまでの三人旅が打って変わっての大所帯である。
慣れた手つきで夕餉の支度を始めるジュジュを遠目で見ながら「こりゃ俺がやるよりも美味い飯にありつけそうだなぁ」とぼんやり思っていたラインは、不意に後ろから肩を叩かれた。
さっき火元に薪を届けに行ったダンバンが手招きしている。
「組み手つきあってくれんか、ライン」
いたずらっ子のような目で呼びかけるその声に、妙な懐かしさを覚えてラインは頷いた。
* * *
「ここなら飯の準備の邪魔にならんかな」
少し離れた林の、やはり開けた場所でダンバンは振り返った。とんとんと、準備体操のようにその場飛びを始める。いつもの手合わせの始まりの合図だ。
前にやったのは一年以上も前――モナドを手にダンバンが戦場に出る前の事。
本来なら現役防衛隊員との手合わせなど望むべくもない年頃から、フィオルンとの繋がりもあって、ダンバンにはよく戦い方を教えて貰っていた。……いや、教えて貰うという程でもない。じゃれてもらっていたようなものだ。
防衛隊の面々は、当時の自分にとっては誰も彼もすごく強い戦士のように映っていた。その中でも、一番槍と飛び出して恐ろしい機神兵にもたじろかず戦場を切り開いていくダンバンの姿は本当に輝いて見えていたし、そんな彼に稽古を付けてもらえる自分もまた誇らしく思っていた。いつかはダンバンのように強くなって、戦場を縦横に駆け巡る――そんな夢を当たり前のように抱いていた。
手足をほぐしたラインが構えを取ったのを見ると、ダンバンもその場飛びをやめた。やめて、静かに重心を落として、左手一本を掲げる独特の構えでラインに向き直る。――一年前とは違う、だらりと下がったままの右の腕。
しかし、右腕の構え無しですら、ダンバンには一分の隙も見いだせない。ラインは息を飲む。
――いや、隙がないってわかるようになっただけでも進歩じゃないか、俺。
そう、昔はそんな事もわからなかった。遮二無二突っ込んでいっては躱されるばかりだった。
でも、今は。
――ちったぁ強くなっているはずだ。俺は。
自分の心に言い聞かせる。自分の心を奮い立たせる。
「おおおおっ!」
雄叫びを上げてラインは突進する。固めた拳を振りかぶる。軌道を読んだダンバンは最小の動きで躱そうとする。
だがラインは直前でぐっと踏ん張り、その場で足を振り上げた。のけぞる程に大きく避けるダンバン。長い髪が蹴りの風圧でばさりと舞った。
「いいフェイントだ!」
射干玉色の瞳が喜びに輝く。ダンバンは笑みを浮かべながら手刀を次々と繰り出した。両の腕で弾きつつ、ラインは肉薄し拳を打ち出す。だが。
――当たらねぇ!
相変わらずだ。シュルクが見えるという未来視、それがダンバンにもあるのではないかと錯覚するほどに、流れるような避けでダンバンはこちらの攻撃をいなし続けている。片や、こちらはかわしきれず腕に打ちつけられる数が増えてきた。相手は左だけの攻めだと言うのに。
「ちゃんと右手の方も攻めろよ。遠慮すんな」
言いながら繰り出された中段蹴りを辛うじて受け止める。想像以上の重さに体が下がりかける、が。
――機神兵よりは軽いんだよ!
飛びすさってダメージを殺すより、敢えてその場に踏ん張り、押し返す。片足だけのダンバンが僅かにたじろぐのを見て、勢いのまま肩から突っ込む。
「んおっ!?」
直撃を受け、ダンバンの体が僅かに浮いた。すかさず追撃の拳を振るうライン。だが、ダンバンは大きくトンボを打って距離を取った。空を切った一撃に感嘆の息を吐く。
「やるなぁ。見違えたぜ?」
ぞわり、空気に圧が加わった。笑みこそ浮かべているものの、瞳に強いものが宿ったのをラインは感じ取る。
ゆらりとダンバンが左半身《はんみ》に構えを取った。肩で息をしながらラインも合わせてそろそろと重心を下げていく。次の攻撃はきっとさっきよりも苛烈になる――
「おら、イノシシども、飯出来たぞ」
突然響いただみ声が空気をあっさり割った。
銃剣の代わりにお玉を肩にかけてディクソンがこちらにやってくる。一目見るなり目をひんむいた。
「あーあーあー、若ぇモンこんなにボロクソにしやがって。……おーいカルナぁ!」
治癒の技《アーツ》を持つ仲間を呼ばれて気付く。防御に徹した腕がかなり痛い。しかも、よっぽどの緊張感だったのか、足が急にがくがくとしてきた。……今までの戦いでもそんなことはなかったのに。
ダンバンは、というと「まだ右の防御が甘いかなー」などと一人ごちている。先程の気迫は微塵も感じられない。
張りつめていたものがとすんと切れて、ラインはその場に横たわった。
* * *
「薪集めが終わったら周りを見張ってて、って言ったのに。二人して何やってんのよ」
持ち前の長女気質でカルナが毒づく。癒やしのエーテルで痛みはあらかた収まったものの、打撲で腫れたところはまだ熱を持っているようだ。甲斐甲斐しく当ててもらうおしぼりの冷たさが気持ちいい。
「いやあ悪い悪い。コイツ、ずいぶん腕があがったから、つい楽しくなっちゃってさぁ」
先に食事を終えていたダンバンがラインの分の木椀を持ってきてくれた。「あとは俺が面倒見るよ。まだ食えてないんだろ?」とカルナに水を向けると、毒気を抜かれたカルナは「それじゃお言葉に甘えて」と、鍋の番をしながら談笑しているシュルクとジュジュの方へ向かっていった。
「……腕、上がったか?」
器を受け取りながらラインは訊ねる。ダンバンはわずかに眉を跳ね上げたものの、即答はせず、ラインの横に腰を降ろした。ラインは重ねて訊ねる。
「ホントに強くなれてんのかな、俺」
強くなったと、昨日の自分よりも強いと、戦いの中では自分を奮い立たせる為にそう念じる。だが、圧倒的な力を前にして、ふと弱気の虫が頭をもたげてくるのは嘘ではない。そう、あの日の夜から――彼女を喪ったあの日から、消えない。
ダンバンは僅かに向き直った。湖水のように静けさを湛えた瞳が優しくこちらを覗き込んでくる。
「お前なりの戦い方が見えてきたようだな」
虚を突かれてラインはダンバンの顔を見つめた。ダンバンは静かに続ける。
「昔のお前は、俺になろうとしていたんじゃないか?」
そうだ。その通りだ。その通りだった。
舞うように斬撃を躱し、鋭く敵の急所に潜り込むダンバンに憧れていた。
「でも、お前はお前だ」
ダンバンが倒れ、防衛隊で研鑽を積むうち、剣よりも盾での戦い方の方がしっくり来ているように思えて、次第に盾の、装剣での格闘術にのめり込むようになった。もしダンバンがまた戦場に戻れるようなら護れる自分になれるように。
そう、護れる自分になりたかった。なのに……。
「ダンバン、俺……」
「焦るな」
ぽん、と肩に押し当てられた手のひら。静かに包み込むように降る声。
「お前はまだまだ強くなる」
優しく、大きく、そして熱い。
「お前にしかなれないお前になれる」
悲しみも怒りもきっと同じもののはず。でも、それを全て心の奥に飲み込んで、彼はまた戦場《ここ》に舞い戻ったのだ。傷ついた体に鞭を打ち、それでも成し遂げたい想いを抱えて。
そう気付いたとき、こみ上げるようなものを抑えきれず、ラインは吐息のような言葉で応じるしか出来なかった。
いつから退かないと決意したのだろう。
守りを固め、仲間に攻めの好機を作る、そんな戦闘術《ロール》を身につけていった。先陣を切りつつも、自分の手で全てを勝ち取る姿に未練がなかったと言えば嘘になる。でも。
――それでいい。
その戦い方でいい――そう言われたような気がした。
――それでいいんだ。
これが俺の戦い方なのだと、胸を張っていいのだと。
勝利を皆で掴む為に。次に何も喪わずに済むように。
本当に自分の在りたい姿で在るように。
――もっと強くならないとな。
淡く燐光を放ち始めたザトールの空を見上げながら、ラインは一人呟いた。
護れなかったものの苦さを胸に眠る夜が、少しだけ軽くなったような気がした。
タイトルを見て、某90年代初頭アニメのED曲が浮かんだそこのアナタ!
いるのか?とも思うのですがいて欲しいです! ていうかいて!! お 願 い !!
『てやんでぇ』好きなんだよう! 私がスタッフだの声優だのとヲタ落ちしたきっかけの作品なので。
OPは当時のアニメらしいアニメアニメした曲なんですが、EDの普通っぽさ、これ、初期のドラゴンボールのEDにも通じるところがあって、作中の雰囲気とはがらりと色を変えるあの落差は子供心に好きでした。ヤッ太郎組み立ててくあの絵も好きなんだけどね!
(期間限定復刻DVDとはいえ、めちゃくちゃ高騰しててビビるんですが!? アマプラで見られるので、プラ使いはそっちの方がアクセスしやすいかも)
とはいえ、実はタイトルは難産で。というかむしろ後半の展開の方が難産。「お前にしかなれないお前になれる」という台詞だけは書き始めた時にポンと決まっていたのだけれども、その周りを固める肉付けに時間が掛かりまくってまして。タイトルが決まった瞬間にスイスイ進んだようなものです。だってそもそもが「ラインとダンバンのガチンコが見たい」 と書き始めただけだったんだもん(テヘペロ)。回避でガチられたら多分この先もダンバンの方が圧倒的に負けないんだろうなぁとは思うのだけれども、そんなダンバンが一目置く位に育ちつつあるライン、という成長途中が書きたかったの! 中盤の「こいつ手加減要らないな」ってリミッター外した瞬間の嬉しそうなダンバンさんの表情が書きたかったの!!! その先の事は知るか!くらいだったのだけど、一緒にあの台詞が出てきたので、後半もちゃんと作ろうとなったわけです。ひどい作り方ですね。フィオルンごめん。
ただ、やっぱり個人的にラインの存在って自分の中ではすごく大きくて。だってゼノ系列で初めてのちゃんと機能するパワー型タンク ですよ!? リコさんもジギーさんも為し得なかったこの境地! AGL is POWER!を行きまくったバランスしか描けなかったゼノシリーズがちゃんと機能するパワーファイターをパーティに組み込んでくれた、この事がゲーム的な面としてすごく嬉しくて 。ジギーとかめちゃくちゃ好きキャラなんだけど、戦闘をサクサク進める上ではどうにも使い勝手が悪くて、常に二軍落ちさせざるを得なかったのが非常に残念でして。Ep3になると対人戦増える事でチョークしまくる攻略法もあったんですが、それを知ったのも後のこと。如何せん兄貴とロボ子が汎用性高すぎた…。
それにしてもラインのタンクぶりには本当にお世話になりました。ガウル平原の広さは戦闘ロールの大事さを教えてくれる道のりで、それを踏まえてのダンバン加入という戦略の幅の広げ方を考えると、やっぱりゼノブレ初代のゲームバランスの良さは神がかってる と思うのです。崩して転ばして、というゼノブレ戦闘の基本形、無印での経験がないままXや2やってる人はどうしてるのかなぁと心配になるレベルですが。遊べて、且つ話がしっかりしてて、と、初代は本当に全ゲーマーに必修科目にさせたい出来映え ですよ。
それはそうと、自分の書いたもの振り返ると、ダンバンさんパーティにいるだけでエンパワメントな人だなぁと。普通RPGの場合、最初の自操作キャラ=主人公キャラ=リーダーのイメージで話が進むような雰囲気があるのだけれども、ゼノブレの場合、ダンバンさんが入った瞬間にふっとパーティの中心がシュルクからズレる感覚があって、それがなんだか新鮮 だったのですよね。副班長の立ち位置から話を見ているというか。最終的に最初の自操作キャラが話の中心になり、世界の命運に強く立ち向かう形になるのだけれども、作品の流れ上揺らぎかける(のが当然であり作品的面白さである)主人公や若年世代を後ろから支える屋台骨みたいな人が一人いるだけで、随分パーティの安定感が増すなぁと思ったりするのです。(精神的癒やし専業(別名:今年の勇者)がいるのもつよつよなんですけどこのパーティ)
このリーダーずらし、実はスクウェア時代の高橋作品~モノリス作品を追いかけてるとかなり頻繁に出逢う独特の要素だとは思うのですけど、こういう群像劇的な構成の面白さを描き抜けるようになったのが2010年であり、モノリスソフトが任天堂傘下に入った事の意味なのかなと思ったりもします。ゼノギアスでバルトがフェイの立ち位置食っちゃって裏主人公呼ばわりされちゃうのは、やっぱりその後描かれるはずだったフェイの物語を作品が支えきれるだけの容量を持てなかった事も大きいのかなぁ、と後出し孔明(笑)。ゼノギアス・ゼノサーガで同人していた時は、作品が描こうとして描ききれなかったのが垣間見える物足りなさを埋めたくて仕方ないような感覚があったりもしたのだけれども、ゼノブレで好き勝手二次している時って、既に出来上がっている景色の中から安心して彼らの日常が描けるような、そんな安定感があったりします。正直、ここまで完成度高いと、二次創作としてはあまり書くことないかな~なんてプレイしながらは思っていたんですけど……逆ですね。普段の風景をどんどん書きたくなってきちゃう。
とはいえ、普段の風景を書くにはまず作品をもっと知りたい。彼らが日常を過ごしている空気を、世界の風をもっと知りたい。もっとゲームの中を駆け回っていたい!
ゲーム遊び尽くして、その上で、次から次へと途切れずにTwitterやらPixivやらで作品をUPしてる人達、ホントスゴイ。
自分が書く時間はおろか、ゲーム時間すら覚束なくて、新作出るのに2本+外伝積んでるのを振り返るに、ホント、みんな偉いよう!
ホント私、一つの誕生日に1本UPするのもギリギリなのに。
追いつこう、なんておこがましくてしょうがないけれども、でも、自分のペースで、何とか、作品世界を存分に味わいながら、作品世界の風景を、私しかまだ見たことのないものを見出して、描いて行けたらいいな。
作品を描いてくれる人達から受け取ったものを、自分の言葉で返して行けたらいいな。
そんな思いをまた新たにした、そんな12年目/2年目の今日なのでした。
ツイにもUPしたらまた添付するねー。
今回もまた新書ページメーカーさんにお世話になりました。
フォントやら背景やら改行やらいじって成形してる時間は、昔コピー本製本してた時みたいなワクワクが大きくて、とっても幸せな時間ですわー。 -
勝手分析するにも140字では余白が足りないので(フェルマーさん便利過ぎ)ブログにて行うでやんす。
なおフリ家&ゼノブレ無印のネタバレをずんどこ含みますので、原作読め&原作やれ でお願いします。原作は上製版も文庫版も絶版されてないし、ゼノブレ無印(Wii版)と言っているけど、今はDEという形で現行機(Nintendo Switch)でリメイク出てるから全く同じ展開で出来るし。有川先生の職業ものとしては『県庁おもてなし課』とか『空飛ぶ広報室』とか『明日の子どもたち』もプッシュしたいのだがとりあえず自重。
(ドラマそのものを見て貰うのが一番いいので、もっと幅広く配信あってもいいと思うのだけれども、J役者さん入る奴って配信時期に制限が掛かるパターン多いので、やるならTSUTAYA DISCUSでDVDレンタルが正攻法かなぁ。/ていうか配信範囲もっと増やして欲しい旧作いろいろ見たい他人と共有したい/私はさしあたって古畑vsSMAPが見たい)↑フジテレビのオンラインショップだとまだDVD BOXの取り扱いはあるらしいけど、一般ショップには無さそうね(フジのショップもあの書き方だとどうだろか?とも思うけど)。原作本も、文庫版の書影貼りで申し訳ない(リアル書店重視・上製版重視の有川先生の事を考えると、上製版を紹介したい所だったが…)
2022年の正月一挙放送&1/31までのFOD配信を逃した人だとTSUTAYA DISCASが一番アクセス楽なのかな。
お母さん迫真過ぎ&お父さんマジ怒りすぎ&鬱対応にそれヤバすぎな言動繰り返しすぎなので、こういう話の素材に「引きずられる」可能性のある人は、ちゃんと誰かと一緒に見て!とは強く訴えたい所ではありますが。
私自身があまり普段ドラマ見ないというのもあるかもしれないけれど、役者さん皆さんの演技はやっぱり没入感強くて、そういうイイモノに触れる機会があるのは、本当にありがたい限りだなぁと思うわけです。放送当時アクセス出来ず後追いで見させてもらってる身で恐縮ではありますが。
……そもそもきっかけが、作中の小道具ただ一点 、というのも恐縮の至りですけどね。
というわけで、一番の目的として見ていたゼノブレ関連シーンの勝手分析スタート。
1.パーティがシュルク・ライン・カルナ&背景が緑の草地&敵がターキン→よってここはガウル平原
(これは、その前の「主に俺のおかげだな!」が聴けるシーンの背景雰囲気見てもほぼ確定)
2.「逃げるんだ!」とシュルクの声がするので、あのシーンで逃げるコマンドを選択した模様。→ステータス部分の赤明滅は逃げモーション時のもの。
3.よく見ると未来視タグが発動している(ターキンのアイコンが見える)
作中では、この後母親が重度のうつ病になっていた事に初めて誠治クンが気付く場面となるのだが、もし意図的に↑このゲーム画面を映していたのだとしたら、私は「ちょっと演出、小道具としてのゲームの使い方めちゃくちゃ上手くありません!?」 と思ったのね。
・このあと第2話でうつ病発症の本当の原因の一つが判明し、親子三人で今の借家から引っ越す為に奮闘していく展開となる。故にシュルクの「逃げるんだ!」がその後の物語の展開と合致している。
・未来視タグまで発動している←ゼノブレ無印の場合、(敵にやっつけられる等)悪い未来をプレイヤー操作の工夫で壊して事態を打開させる象徴 なので、今のままでは訪れてしまう悪い未来を壊して未来を作り上げる物語の意思を象徴している とも言えるかと。
ちょっと! ちょっと!! 小道具のゲームそのものへの造詣深すぎない!?
……ゼノブレ好きの色眼鏡的にそうとしか思えません!(←超☆憶測)
(わたしの手元にはソースがない話なので大変申し訳ないのだけれども)あの誠治君の汚部屋やゲーム機周りは、誠治役の二宮君が演出周りに相当協力しているという話を小耳に挟んだ事がありまして。ゲームのシーンもそれを考えて選んでるとしたら、もう、めっちゃかっこいいなぁと。演出の気持ちが伝わってきたよ!物ですよ、ハイ。
(DVD付属のコメンタリーか当時のテレビ雑誌の特集とかに載っていた話なのかな? 機会があったら確認してみたいところですな)
他にも、DSのソフトがやたら並んでいたり、マリオカートWiiのハンドルコントローラの箱とかスターフォックスやメトロイドのSFC箱が積まれているの、ホント、その当時のゲーマーらしくてなんかいいよな~って思うし、最初に職安行った時にカレンダーが2010年7月=ゼノブレ発売(2010年6月)より後のシーンでゼノブレしてるのもすごく考えて作ってあるし、それ以上に2話冒頭でバテン2がそのタイトルすらくっきり見える辺りに飾ってあるの、バテン好きとしてはちょー嬉しくて、思わずその場でクズマーン音頭ですよ!(マテ
3話以降、いろいろと一念発起した際にゲーム棚をえいやっと整理してしまったらしく、バテン2のソフトは棚から無くなったのがしょんぼりこなんだけど、代わりに『フォーエバーブルー』『エキサイトトラック』、そして『ディザスター:DAY OF CRISIS』と、これまた「(後に移植とかされないくらいにはメジャーな作品ではないのだけれども)Wiiコンの遊びの【らしさ】を存分に活用した作品」が並んでるのもポイント高いよね~。
ていうかモノリスっ子的には『ディザスター』あるの!? マジ!?!? きゃー!!!!!なんですけど!!!
スマブラSPの発売直前お披露目イベントで、桜井さんがとりあげてくれたのをキャーキャーしていた人間なので、そりゃ嬉しいってもんよ。
(なおACT力5もないので未だに積みゲーですゴメンナサイ)RT>桜井さんどうしてそんなするするスピリッツ全キャラの説明が出てくるんですか…
『DISASTER:DAY OF CRISIS』のレイなんて、みんなのニンテンドーチャンネルでワッキーがとんねるずの真似して登場して体験プレイしたとか言わないと誰も思い出せないのでは…(それでも思い出してくれると嬉しいレベル https://t.co/NbJk8uuq3y
— Azusa-F (@jaderings) November 5, 2018
余談だが、多分この段階で普通に進めていて追い詰められるターキンと考えると、相手はユニークモンスターの風来のアルフィードか狙撃のパラミシアだが、後者だとすると、あの角度で逃げを打った場合、丘っぽい地形に出る前に川を渡るはずだが渡らないのでアルフィードの方かな~と思うのね。となると場所はターキンの本営。そりゃわちゃわちゃ襲われて回復追っつかないから未来視タグも出るわ。
カルナ合流前にうっかり迷い込んでしまいボッコボコにされた挙げ句、後にクエスト受注前にもう一度カルナつれて乗り込んでしまい、後で時限クエストの為にリポップさせるのが大変だったから、ターキンの本営への思い入れは深いよ私! ……マジでゼノブ2のユニーク墓システム、逆輸入して欲しかった……。(DEもリポップ型なのがしょぼりんこ)
ゼノブレ自体、ドラマチックな名場面は多いので、象徴的なシーンなのになんで単なるユニークモンスターなの?というのも思わなくもなかったんだけど、ドラマ撮影という事を考えると、万が一リテイクした場合に、ここならばやり直しがしやすいんだよなぁ。本営の前でセーブして、洞窟通ったら即戦闘・即ピンチで未来視発動を起こしやすいし。ネタバレにも配慮してくれてると考えれば、それはそれでいいのかも。
でも、こういう感じのドラマでのコンシューマーゲームの取り扱い方、今ではスポンサーの兼ね合いとかできっと難しいんだろうなぁと思ったりもするんだよね。上手いこと画面やパケにピン入れないで撮る形になるんだろうし、下手したら不自然にならない程度のモザイクになっちゃうんだろうし。コンシューマゲームの市民権&権利関係がしっかりしてきたのは、ゲーム業界としてはすごくプラスなのだとは思うのだけれども。
そう考えると、まだそこら辺の感覚がゆるゆるだった頃の、ちょっと素敵なファン向けご褒美としてはとてもいいものをもらえたなぁと、今見返してみては思うのです。
Yahoo知恵袋で「あのゲームなんですか?」質問があった当時の痕跡を見て、思わず頬がにやけてしまうのもまた一興、ということで。 -
おめでとり~おめでとり~。厳密に言うと11周年は少し先だがまぁいっか!
5/29-6/10の2週間弱はゼノブレイド祝祭週間と認定することにしましたので(勝手認定)、この間はいつでもゼノブレおめおめ投稿してよい事といたしましょう!
……まぁ心配なのでDE発売の5/29に合わせての予約投稿ですけどね。
(実はいろいろあって準備どころじゃ無くなりかけてたので。当日は無事に乗り切れてる事祈る!)
とはいえ、そもそも無印のクリアが一昨年前の2019/10/2(感想書けたのは年を越えた更にその先)なので、本編は幼なじみ三人揃ったところで家族布教用に止めて、つなみらを一気に駆け抜けちゃいました。
いやぁ、ホントいいノポ充で幸せでございました。
でも結局家族布教出来るほど私が家族の前でゲーム出来る時間取れないから、お話ガンガン進めたい気もするのよね~。むしろWiiの時に果たせなかったキズナトーク何度も見返したい!
まぁブレ2もゼノクロもまだまだなので、そちらが先かなぁ。ブレ2はルクスリア到達だけして、サブクエ詣で始めちゃいましたが、そろそろ本筋復帰…出来てるといいなぁ(←自分宛未来日記)。しかしブレ2のサブクエもノポ充で、つくづくノポンはいい種族だよね~。蒸し暑い昼下がりに冷やしノポンぐるぐるで癒されてみた。あ~泳ぎたい~! ばしゃーんしたいもー!!#ゼノブレイド #XenobladeChronicles #NintendoSwitch #Azusaの巨神肩放浪記 pic.twitter.com/n7OEOSsIdE
— Azusa-F (@jaderings) September 2, 2020
で、相も変わらずゼノは創作意欲を刺激してくるので、一本SS書き上げちゃいました。3)それにしてもつなみらはホントに【ノポ充】(ノポン充実)もりもりでございました。ネネは助演女優賞。もしも生まれ変わったら私ネネの妹ノポンになるんだ…!#Azusaの巨神肩放浪記 pic.twitter.com/7xNn47HLDS
— Azusa-F (@jaderings) November 6, 2020
無印→つなみらの間にあったかもしれない、リキとカルナのナカマトーク風 です。
ツイにも新書ページメーカーで投稿するつもりだけれども、安定して予約の打てるこちらで先行UP。
例によって二次苦手な人向けにクッション置くので、必要に応じてお戻り下されい。
なおクッションに使っているサントラ、Wii版のです。
結局一年経つまでにDE版サントラ出なかったなぁ。イーラと違って配信すら出ないのも残念。
まぁ最近の任天堂さん、一年以上過ぎてからドカーンとボックス級のサントラ出す事が多いので旧版・新版・つなみら同梱サントラボックスちょー期待 してますが!(ついでにSwitchお披露目会の時の名冠&律動・シオカラーズLIVE版付けて欲しい)テキザイテキショ
「これにエーテルを篭めて発射する……ってこと?」
いぶかしげな表情をしながら、カルナは手にした大きなネギ坊主のようなツクシのような植物をしげしげと見つめた。
長さはカルナの腕程度。決して重くはないが、つぼみの部分がやたらに大きくてバランスが悪く、気をつけて持たなければすぽっと手から転げ落ちてしまいそうだ。茎はしっかりとしており、おしべの中心にかけて綺麗な空洞がありはするが、何故そこにエーテルを通して発射しようなどと考えたのか。
「カルナの武器に似てるからカルナなら出来るかもと思ったんだも。テキザイテキショも」
頼み事をしにきているというのに随分と尊大な態度でふんぞり返るのはリキ。おそらくはマクナに生えていたのであろう謎の植物を抱えて持ってきて、突然「これが使いたいも! カルナお願いも!」と駆け込んできた。
「いくらまっすぐの筒状だからって、何でもかんでもすぐエーテル銃になるわけじゃないわよ?」
茎の中をためつすがめつ、カルナはその植物――テッポーの実なるものを検分する。
エーテル銃は、普通の弾丸を篭める銃としては特段扱いの難しい武装ではない。ただ効果的に使えるのは、自らのエーテルを銃にしっかり篭められる者に限られる。
「まぁ、エーテル通すだけなら確かに私が適任よね」
手を添え、カルナは自らのエーテルがテッポーの実の中に注がれるイメージを描く。自らを媒介として空気中のエーテルを集約し、そこに指向性を与え、そして放たれるイメージを。
ふわっと癒やしのエーテルがカルナとリキを包み込んだ。想像以上に自然に。
「すごいも! 一発で出来たも! さすがカルナも!」
キラキラと舞い散る優しいエーテル流を、まるで雨の中に飛び出した子供のように、リキははしゃいで跳ね踊る。そんなリキを横目で見ながら、カルナは敢えて遠くに照準を合わせ、攻撃の為のエーテル弾も試しに撃ち込んでみた。銃口のバランスは悪くて狙った所には行かなかったが、発射自体は問題なく出来るようだ。銃身が僅かに熱くはなってきたので、試しにエーテルの流れを冷却《クールダウン》にシフトして注ぎ込んでみたが、こちらも問題なく扱えた。思っていた以上にエーテルとの親和性が高い植物らしい。エーテルの力で抑える必要はあるものの、撃った時の反動もさほどなく、非力な者でも扱えそうだ。
「カンタンも? 楽ちんも? リキ達でも使えるも?」
感嘆で頬が緩んでいたのだろうか、リキがワクワク全開の笑顔でこちらを覗き込んでくる。思わずカルナは表情を引き締めた。リキに常々言われる「オカみたいな顔」でリキに向き直る。
「誰もが出来るとは限らないわよ。私達だってちゃんと訓練してないとエーテル銃は使いこなせないんだから」
「ならクンレンすればいいも。リキたちはそういうのお得意だも」
普段はちゃらんぽらんなくせに、やることが決まったら他の種族が舌を巻くほどの勤勉さでなんでもそつなくこなしていくのはノポン族ならではだ。やろうとすればきっとあっさり使いこなせる者は多いのだろう。
「ところで」
再度銃身を覗き込みながらカルナは尋ねた。
「どうして、これをエーテル銃にしようと思ったの」
すると、それはで飛び跳ねていたリキがピタリと止まった。驚いて向き直るカルナを、リキは常にない表情で見上げてくる。
「もしまた大恐竜が来て、その時、リキ達がみんなのそばに居られなかったら、って思ったも」
ふ、と一段下がる声のトーン。凛としたノポン族特有のつぶらな瞳は、しかし普段とは違う重い色をたたえている。
「メリアちゃんみたいに自分でばきゅーん!どかーん!出来るほど、リキ達の吐息は遠くに飛ばせないも。でも、カルナのそれみたいなのがあったら、カムカム使えない位ヨワヨワなノポンでも吐息を遠くに向かってばきゅーん!どかーん!出来るし、大恐竜に襲われて逃げてくるみんなを助ける事が出来るかもしれないも。リキ達が別の場所にいる時でも安心できるも」
表情もそうだ。ともすれば愛玩動物のようなノポンの顔だが、そこに宿るのは必死な想い。自分の手で運命を変えたいという強い想い。
「ラインやダンバンみたいにチカラムキムキじゃなくても、モナドみたいなすっごい武器がなくても、誰かを助けたいって気持ちは誰でも持ってるも。ノポンのみんなは大人も子供も、みんな同じ気持ち持ってるも」
頷きながらカルナは胸をわずかに押さえた。この痛みを、心の悲鳴を、自分は確かに知っている。――自分の胸の裡《うち》に確かに在る。
「いざって時に誰かを助けられなかったって思ったら、きっとリキたちの心ぎゅうううっってなっちゃって、おなかペコペコなのもどうでもよくなっちゃうも。おなかがペコペコなのわからなくなっちゃったら病気になっちゃうも。病気になると他のみんなも心ぎゅううううっってなっちゃっておなかペコペコなの気付かなくなっちゃうも。そんなのイヤだも」
引きつる想いで聞いていた言葉も、続くノポン流の言い回しを前に、カルナは相好を崩した。悲しみを不意に軽くする力も、もしかしたら彼らノポンが持っている強さなのかもしれない。――それでも届かないものがあると知っているが故に。
あの人は、自分が戦場に出る事に難色を示した。それでも戦場に出たいと言ったのは自分だ。衛生兵として必死の思いで研鑽を積んだのは、非力な身でも重い銃をその手にとったのは、どんな時でもあの人の傍らにいたかったからだ。
改めてテッポーの実を見て思う。
腕の長さや体のバランス、そして何より力の問題から、ホムスやハイエンターが扱うような銃はいままで扱えなかったが、これが代替品になるなら確かに良いかもしれない。自らの無力さに「心ぎゅううううって」なってしまうつらさは、きっとノポンもホムスも変わる事はないのだろうから。
「このままじゃ銃身が安定しないから、後ろに銃床を作った方がいいわね。照星もあった方がいいかもしれないけれど、まずは後ろを着けてから考えましょ。オダマさんにお願い出来るかな……」
知らず潤む瞳を誤魔化す為、カルナはテッポーの実を構えて銃身を覗き込んだ。銃口となる蕾とバランスが取れるように銃床をあつらえ、狙いを上手に定める事が出来れば、このテッポーの実は力無き者にとって誰かを護る力となり得る。
「すごいも! リキそんな事思いつきもしなかったも! さっそくオダマにお願いしてジューショー作ってもらうも!」
自分でどうにかするのではなく、誰かにやってもらうのが当然と思っているあたりがいつものリキらしい。とはいえ、コロニー6を率いる立場であり、いろいろな武器に詳しいオダマならこれも適材適所か。カルナは笑んで立ち上がった。もう心は悲しみに引きずられてはいない。
「それじゃ私も一緒に行きましょうか」
恒例の後書きイイワケ~。
当初はキノの名前を出さずにキノの事を思うリキとカルナのナカマトーク風の話ってだけだったんですが、気がついたら共に緑の人の事を大事にするお話になってしまいました。自分はガドカルとライカルは併存両立出来るだろ派なので、今回はガド比重の高いカルナです。カルナは好きなキャラなので、彼女の視点から見た仲間のいろいろな話を書きたいですわ。
それはそうと、リキがR田中一郎論法使ってるが、……リキなら使うでしょ(たうぜんである、な顔をする)
話の骨子としてはつなみらクリア直後の11月中に出来ていたんですが、後半部分の銃床作ってもらう話、最初はシュルクにさせようとしていたんですよ。で、あれ?これ、シュルキノのナカマトークと矛盾してない?どうだったろ?……って気付いたのが春休みも直前の3月半ば、見直せたのがギリギリもギリギリ5月の半ば(大汗)。ただでさえ春休みだGWだと主婦休めないDAY爆増えの春先&家族が交互に在宅勤務する関係で全然ゲーム機触れない! くっコロですヨくっコロ(※くっコロナめ…!の略)。言うたら本編のキズナトークもコンプリートしてない(Wii時代は一度見てセーブしちゃったら二度と見られなかった)から、そこに絡むネタがあると矛盾起こすかもしれないが、子育て直撃で9年半掛けて&DE発売決定+モノリス設立20周年にケツひっぱたかれてようやくクリア出来た人間だとキズナ全キャラMAX化は夢のまた夢でごわした……ヨヨヨ(モナブス読むべきかもだけど、仕草とか間の取り方とか初見はちゃんとゲーム上で見たいんよ!!というワガママもある。ホレルゲン空から降ってこ~い(笑))。
どっちの選択肢を採っても、それぞれに、キャラの心の奥底で大事にしている生き様や価値観が垣間見えるので、選択した一回こっきりしか見られないのは本当にもったいなかったのだけれども、DEのシアターで見返し&再選択機能ついてくれたおかげで一気に解消されて嬉しすぎるんですよ!!! ホントキズナトーク&ナカマトークシアターはDE最大の神改良で、再び99:59(※計測上)費やす事になろうとも、この為だけにゼノブレイドはDEで再プレイの価値ありまくり!!!!!!! ありがとうもありがとうもありがとうも!!!!!!!
(見たら即リロードとかコスい事考えずに見てしまったいくつかのキズナトークが悔やまれてねぇ。あと【空気が読めない】(Exp10)を取る勇気)
なおアーツの発動に関しての解釈は『魔術士オーフェン』シリーズの黒魔術(音声魔術)のイメージが強いかもです。但しオーフェンの世界では魔術の行使がドラゴンの血統に依存するものなのに対し、シュルク達の世界では誰しもが発動の為の因子を持っていて、それぞれが独自に編めた構成がアーツとして発現してるという勝手解釈です(ザンザ様=オーフェン世界のドラゴン的な)。だから人によって(ライン・ダンバンのように)自分の身体強化系アーツが馴染む人もいれば(カルナ、メリアのように)他者に効果を及ぼすエーテル操作系アーツと親和性の高い人もいるし、ネネとキノのアーツがラインとカルナのそれに似通ってるのはネネキノが(父ちゃんの語る武勇伝を聞いて)オトモの彼らを真似た結果似たような構成《アーツ》がそれぞれ編みやすかったからという解釈。実はオカも(作中では御披露目してないだけで)ラインみたいな壁タンクアーツを主に持ってて、それを長女ネネが真似したとかでも萌えですねぇ。
実はもう一本ある程度の形になってるSSも抱えていて、6/10の無印誕生日にはそちらもUPしたいと思っていたんですが、今の状況だと納得出来るまで仕上げるまでは難しいので、来年の生誕週間までの宿題かな。出来ればゲーム本編しっかり読み込んで、しっかり磨き上げてから出したいですな。
ゼノブレは――ゼノは――いい作品だから、それをしっかり自分に染み込み尽くした上で、自分の出せる全霊の言葉で感想返したい。良いところも悪いところも含めて作品へのリフレインを表したい 。そういう想いが常々強いですよ、ホント。