"Lゼノブレイド2語り"カテゴリーの記事一覧
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すみません、初っぱなから暴走しますた。
ただ、私がゼノブレ2で一番引っ掛かったのがそこなんだよねえ。
その点でいうと、次の引っ掛かりポイント、それは一部のUX面。
UIが大変で死屍累々だったという話は電ファミでの橋野さんとのインタビュー記事P1(2018年2月2日)でも出てるので、矛先が割と鈍ってしまいがちなのですが、ゼノクロよりもはるかに見易いフォント全般とか、操作に迷わないボタンヒントの表示とか、チェインアタックリザルトが見えてやる気モエモエだもとかUIいい面もいっぱいあったので、実はUser Interfaceの方って私はあんまり問題感じなかったんですよね。パンくずリストがちゃんとしてる感じがしたので。
ただやっぱり、UX=User eXperienceの心地よさはゲームの良さに直結するので。特にかなりがんばって時間むりくり削り出さないとRPG出来ない人生になっちゃったおかん=私にとっては、ね。ここもうちょっと良くなるといいなあ、と思うとことは無いわけでもないので、そこちまちま突っ込んでいきます。
(↓この、時間で絵が変わるメニュー画面の見せ方→夜になると明かりが灯るじっちゃん宅というexperience《体験》部分、めっちゃ好きなので、ついつい贅沢も言いたくなっちゃう。ごめんなさいねー)■セーブ■
ブレイドガチャというシステムを考えたら枠1つだけの不可逆なスタイルなのは仕方ないとは思う。貴重なエピックで出る迄ロードだホトトギスになるから。
とはいえ個人的にはRPGに不可逆セーブは相性が悪かったと思うのね。というか私はぼちぼちストレスだった。
セーブ枠一つ、というのは、家族がやっていたマリオデが同じくそうなんだけど、マリオの場合、どんなに死んでも自分の腕前を上げて突き進むしかないじゃん。ただ、RPGの場合、戦略を練り直す事で突破できる可能性が飛躍的に上がりやすいし、ゼノブレ自体にその要素が非常に強いから、これ、もしマリオデ同様にランドマークオートセーブ入っちゃったりとかしていたら、私としては相当キツかったんじゃないかなと思っている(オトモブレイドの構成を変えるとか、ポーチアイテム別のにするとか)。だからといってセーブしないで突き進んだ場合、ムービーシーンが他のゲームに比べて長めだから、相当前から見直すのも少しめんどい、というのも理由としてあるかな(スキップは出来るけど、話の流れで気持ち盛り上げて戦闘に入りたいのもあるから、何度も飛ばすの忍びない、というのもあったり)。
PS時代、街で補給が出来るタイミングとダンジョン内セーブとで分けて管理していた人間なので、その癖が抜けないというのもあるが……。だってそうじゃないと詰む時あるんだもん。
ゼノクロはストーリークエストやキズナクエスト直前でセーブして、そこからどんなに怖くてもノーセーブで突っ切ってました。失敗したりドール破壊したら保存しないでやり直しという天刻の拍動(物理)プレイ。とはいえ、失敗して何度かやり直して弱体救済もらったのはダグさんのクエストだけだし(ドキドキシソウ(仮)の所夜に到達したんでルキオラ乱入何度か喰らってたせい)、それはそうと完全撤退してレベル上がるまで寝かしたの、確かボゼの加入クエだけだったけど。メイン戦闘も地獄だが道中が強すぎるんじゃ。(後々でやったときはみんなでPHOENIX祭りしてたので楽勝でした)
それを防ぐ為か、ストーリー進行中でもスキップトラベルで自由に撤退出来るのは、お話としては矛盾あるけれどもありがたい救済措置でした。ゼノブレ無印みたいに話盛り上がってるところでスキトラ禁止はそれはそれでひいいいいいとなりつつ、でも何とかなったけど。(プレイアワード【アクロバット】強制取得は作品に一気に引き込まれたポイントなのでめっちゃ熱く好き)
ちなみにセーブ枠無いと本気で死ぬなーと思ったゲームの筆頭はヴィブレですな。一度退けた大災害までデータを取っておかないと人材育成で詰むと悟って、一度完全にやり直し、一人のブラッド・ボアルでセーブを増やす羽目になりました。山賊団(仮)のみんなちゃんとくっつけ。ちょっとホレルゲン持ってこい。(で、確か時計塔がらみのところでステータス不足で完全に詰んで、そこから自分のリアル子育て始まっちゃったから積んだままになってる。切ない。はやく水色の髪の機械人形に逢いに行きたい。あと自由に電車が使えるようになったら川口さんの個展行きたい)
それに、どこでもセーブ出来るのは本当にゼノブレの利点であり美点だよね~。時間ナッシングおかんゲーマー的に本当にありがたさで五体投地レベル。データ管理相当大変だと思うんだけど、どうやって制御しているんだろう。
それはそうとして、他のゲームをやろうとして「あ、ゼノブレと違ってセーブポイント行かなきゃ~」というのが何度か発生してテヘペロしてました。主にバテンRと百英雄伝(共にちょこっとかじったきりで止まってる(涙))。他の過去ゲームもそうなるんだろうなあ。
それはそうと、3で、ランドマークでのオートセーブというパッシブセーブに加え、個人的にはハッカーズ&ペルソナ(共にPS時代だが)で大助かりだった中断セーブと同感覚のクイックセーブ、メインデータ保管用としてプレイヤーがアクティブに行うノーマルセーブの3種類が出来たのは本当に本当に本っっっっっ当にありがたくてしょうがないです。いつ子供が早帰りしてくるかわからんおかんゲーマーとしてはね、本当にね、ありがたいのよ……(昼メロみたいに「ああっ家族が帰ってきてしまいますわ……!」みたいな事は頻繁にあるので。……ていうか6時間授業なのに何故13時に帰ってきますかうちの子の中学。エスケープじゃないの?ホントに??)■情報屋■
これ、ホントに死に体になってたなー私。
多分優先して買って経済回して、とやれば良かったんだけど、積極的にサルベージやってないと金策キツかったから、カサネちゃんやブレクエで必要な場合を除いて、実は殆ど使っていませんでした。基本ポーチアイテムも積極的に買わない素寒貧生活だったので、リンネちゃん育成は2週目に回す!と割り切っちゃってラスダン直前で買った位のびんぼっちゃまでしたしおすし。
全部買ったらハナ強化用アイテムを売ってくれるとかいうインセンティブがあったら良かったのかなあ。もしくは、手に入る情報そのものも、無印チュートリアルみたいにもっとしっかりお話になっていたら頑張って買っていたかもしれない。2行だけだとちょっとしょぼん(贅沢)。ゼノクロのコレペディアカード形式とかだと、如何にも情報カード手に入れました!感あって良かったかもね。ボコボコボコボン!(勇気の太鼓のコメ書いたノポン、ちょっと出てこいw)■マップ■
無印の時と違って未踏破ゾーンがわからん!というのが一番の突っかかり点。
ただこれ、もしかして当初WiiUの二画面構成を前提として開発されていたら、あまり問題にならなかったのかもしれないと思いつつ。実際ゼノクロはあの大雑把マップでも同時に見られる事で何とかなってるし。(未踏破というかプロープ立ててないところが暗転してるおかげで未開発の場所がわかりやすかった利点はあるけれど、それを上回るレベルで実際の道を見ないと進めないポイント山盛りだったしね)
1DEが元々のスタイルを維持したのとか3もそれを踏襲したのは、やっぱみんなそこがしんどかったんだろうなあ、と思うので、忌憚なく感想を送ってくれた無数の先達レックス達に感謝。プログラムの負荷は多そうだけど、知らなかった世界が広がっていくあのマップ表現はワクワクが大きいと思うよ、ホント。
ただ、一番気になったのは、プレイヤーが知らない地名が次から次へとクエストで出されてくるので「ええと、どっち方面行ったらいいの?」が何度か発生したことですな。……そうか、地名を情報屋で売って書き込んでもらえばよかったかもしれない。
仕方ないんでマップ画面、写真のように印刷して手元マッパーしてました。気分はパステル(フォーチュンクエストはクレイ推しですw)。
とりあえず、自分の気になった点はこんなところ。
ただモノリスすごいなーって思うのは(途中にもちまちま書いていた通り)Switchでゼノブレ2が出た後のニンテンドーアカウントを利用した感想収集が効を奏したのか、ちょっと気になる「使い勝手悪いポイント」、その後の1DEや3で徹底的に潰されてきているってことなんですよ。足りない部分はちまちま出ては来るのだろうけど、作品が出るたびに、旧作で「かゆいところに手が届かなかった」ような場所、いつもいい感じになっていて。だから、可能な限り早めにたくさん触れて、感想送れるようになりたいなぁという意欲がいつもいつも湧いてくるのです。…あああゲームしたーい! 鈍歩おかんでいつもすみません……。
個人的に一番の神改善は1DEのキズナトーク選ばなかった選択肢も見られるもしもボックス化。1キズナトークに分岐2個だから実質4週以上しないと全部見られなくて今世では全制覇諦めてました……(←来世でもゼノブレする気満々だこの人)PR -
のっけからひどいクリア感想ですね(白目)。
いやでも他の感想文の方に混入させたくないので敢えて別立てする。
一般論にするつもりはない。あくまで個人の感想なので、そこを誤読しちゃいそうな人はとっとこ別の感想文の方へ行ってくださいお 願 い し ま す 。
ゼノっ子向けには勝手に宣伝にしかならないサムネ用推し作品画像とぼやきだけだけ置いて一応畳むわよ。
(電撃文庫作品を萌え度で測ろう、という共通本帯が貼られた結果、ガチ任侠物→ようやく本筋の変身怪人物に戻ってきたはずのHHOがこの帯を貼られた上で続刊も途絶えてしまった事はフンゴフンゴも。高畑さん、別の筆名でご活躍してるなら出てきて~!) -
あああ、絶対ツネちゃまにツッコまれるこの遅筆!
クリアしたら感想書く書く言ってしばらく経つんですが、ようやくなんとか形になったのでUPしていこうかと思います。
……まぁ相変わらずの駄文垂れ流しなんですけど。
ただ、あまりにも長くなってしまったし、しっちゃかめっちゃかなので、とりあえず分割して12/1の7周年までに毎晩予約投稿することにします。
そんな長いの誰が読むんだ?とは思わなくもないですが、未来の私が読むから問題なし!
けっこうね、自分が過去に書いた文章が、今の自分を支えてくれる事が、ここ数年とみに多くなってきているので。精神的支柱はここに在りって、脆くなってる自分を奮い立たせるのにすごく大切になってきちゃってるんです。そのくらい今が脆くなってるから。
こういう文章をまとめることすら、ままならない毎日が多くて、GoogleNoteに思いついた事ぽつぽつ書くのが精一杯で、こんな壁打ちしてるくらいならもう少しゲーム進める時間確保しないとって思わなくもないのだけど。
ただ、児童文学の松岡享子さんの著書(『子どもと本』P95)にもあるけれど、「本を読んだあとの遊びと空想」が、ゼノの場合、私にとっては圧倒的に楽しくて。作品と結びつき、それを自らの血肉とする、その喜びがある作品、それが私にとってのゼノなんだなあと思うときがあるのです。
それで、ゼノやるなら余人を交えず集中したい(故にある程度時間がある時じゃないとやりたくない)のでプレイ機会が多くとれず、クリアも遅くなっているのは否めないのですが、物語に没入した上で、それを反芻したい、そんな作品なんです。
ていうか、ぼやぼやしていたら無印がDEして来るわ3も出ちゃうわスマブラにホムヒカ来るしノアミオ含めてamiibo発売されるし今度はゼノクロDEですってよ!
カタログチケット2枚で全部揃う未来とか、バーン様もビックリの激安過ぎだも!
(まぁ家族共用Switchという容量の問題で私はパッケ派なんですけどね)
こんなペースでやっていたら、目も耳も反応速度も遅くなってしまって、ゲームに堪えない日がそう遠からず来てしまうんじゃないかなあ、なんて思わなくもないんですが、でも、私はそうやるしかないし、それこそがとにかく楽しいのよね。
あちこちで何度も書いてるけど、オンラインにその主体があるタイプのゲームと違って、パッケージがある買い切りの作品は、書籍のように私の事を待っていてくれるから、自分のペースで待ってくれた時間の分楽しんでいきたい、そう思ったりもするのです。
とはいえ、感想UPするぜ予告だけでは寂しいので、今までこの日記に書いてきたプレイ記録を列記しておきます。
これもわりかし自分備忘録。
Twitter分も全部このブログに転載完了してはあるけれど完全には追い切れないので割愛。「Azusaのアルスト放浪記」とブログ検索掛けると追跡出来るはずなので(ノイズ含む)気になる方はどぞぞ。
・#ゼノブレイド2 の情報を見て、ふと、モノリスソフトが目指すRPGの一つの特性が見えたように思える|1章・手付金もらった所(遅)/発売前メモからのサルベージ記事|2018/01/16
・[文献覚書]ヤコブの梯子→パトられてる!? という妄想連鎖|進行度不明(多分2~3章?)/サントラ感想|2018/06/01
・ゼノブレ2二周年!|4章|2019/12/02
・#Xenoblade2_fes20 に寄せて風コモンちゃんSS書きました。|5章頭時点での構想|2020/12/01 (3周年)
・まだ道半ばですがXenoblade2の4周年おめでとり!で今の時点で思った感想|8章冒頭→イーラに移動|2021/12/01
・あ、ゼノブレ2ちゃんと進めてますよ|イーラ途中で戻ってきて8章半ば|2022/06/20
・2022年11月29日(火)のTweet|クリア報告|
・ゼノブレ2(5さい)おめ!に供給が多くて追いつきません|クリア直後|2022/12/01
・ゼノブレ2六周年おめでとり!でじっちゃんSS書きました。|クリア後/イーラ未完|2023/12/01
黄金の国イーラの感想もまとめておきます。
こちらもTwitterでの感想は「Azusaの500年前アルスト放浪記」でブログ検索すると一覧出来るようになっとるはずです(ノイズだらけじゃないの、とか言わないで)。今年記入分は、来年の9月=イーラ誕生月末までには全部公開される…ハズ。
・ゼノブレ2イーラ4周年おめでとりついでにモノケロスのおはなし。|2022/09/14
・御曹司ゆるきゃん△なう。[ #Azusaの500年前アルスト放浪記 ]|2023/03/03
・メツ追わらば世直し道中[ #Azusaの500年前アルスト放浪記 ]|2023/04/18
・ヒトノワが4になりました#Azusaの500年前アルスト放浪記|2023/05/24
・なんとかここまで。#Azusaの500年前アルスト放浪記|2023/07/19
それではしばしの千夜一夜、お楽しみあれ。 -
いやあついに6周年!
なのにイーラ終わってないホントにごめん!!!!!
だってヒトノワ4以降クエスト増えすぎだもー。サブクエ話楽しすぎだもー。みんなキズナグラムがちがち繋がりまくりでウヒウヒだもー!
……オンライン終わっちゃうっていう告知以降、少しでもゲーム出来る時はミラに行ってるのも悪いのです自分(本音)
あの告知以降、今年中のイーラのクリアは諦めました。
少しでも報酬チケットを稼がなければってスコクエでシルネアどついたりしてます。
ラオさんの後妻に入れる位のキズナになったので、今はエリートしてます。えりーとえりーと。
そんな感じでゼノブレ2には不義理な日々なんですが、昨年のうちにかなり形になっていたSSだけは仕上げましたよー。
ずばりレックスがイヤサキ村から旅立つ前夜。
じっちゃんとモブ村長(前)しか出てこない話です。
誰得なのか。いや断然俺得でしかない。ていうか俺得で十分じゃない?
そんなこんなで出来ちゃいました。
お暇でしたら後書き含めてどぞー。
二次創作苦手な方は商品リンクで弾幕してるのでリターンでよろー。希望の岬に竿さして
時見星が世界樹のてっぺんに掛かる晩には村の寄合がある。
そんな夜、セイリュウは決まって自分の酒蔵から樽を二つばかり出して村の岬に置いておく。昼間であれば子供達が雲海飛び込みの練習をする場所だが、この時間であれば寄り付く者は居ない。
否、ひとりだけ。
寄合からの宴もおひらきになった頃、小柄な人影がゆっくりとこちらに近づいてきた。足音と共に杖が砂をはむ音が空に響く。
「いよう、村長。今宵は随分と遅かったのう」
村長と呼ばれた男は足を引きずりながら丘に登ってくると、星をも思わせる輝きの禿頭をぬるりと撫でた。
「村長は今夜までじゃよ。明日からはコルレルが引き受けてくれる。今夜は引き継ぎじゃったんでな」
「へぇ、さすが村一番の女傑」
「本人はあくまで留守預かりと称しておるがね。……帰ってくる者があればいいがの」
膝を痛めたが故に村に留まらざるを得ず、体よく村長役を押しつけられたこの酒呑み友達を、セイリュウは目を細めて見下ろした。
「それならば特上の樽を準備しておいて正解だったというわけじゃな」
「ぬしが呑みたかっただけじゃないのかえ?」
「当然じゃろ?」
笑いながら鼻面で器用に樽を押しやる。十数年来変わらぬいつもの酒盛りが始まった。
やれどこそこの家の子が木から落ちただの、今季はスタミナスの実の付きが良いだのと、他愛もない日々を肴に二人は酒を酌み交わす。
「しかしコルレルが村長役となるとレックスはどうするんじゃ」
話題は村に残った子供の中では一番の年長になる少年に移った。利発で目端も利く村一番のガキ大将で――身寄りなく流れ着いた男の子。
赤子の彼を抱いたまま事切れた実の母親に変わって世話をし続けていたのは、これまた村で独り身であったコルレルだった。互いに欠いた穴を埋めるように親子同然で暮らしてきた二人ではあるが、彼女が村長の仕事をこなすとなれば彼ばかりにかまけてもいられない。
「ああ、それじゃがな。コルレルが村長になるなら自分も一人立ちするとな。アヴァリティアにでも渡ってサルベージャーになるんだと息巻いておったよ」
サルベージ業は長らく村の生業《たつき》を支える仕事だった。
十にもなれば、普通は親の舟《アルス》で数年下積みをして、そうして舟《アルス》の扱いと巨神獣《アルス》からの信頼を得て、村の子供達はいっぱしのサルベージャーとなっていく。危険と隣り合わせの仕事だから、先達は身寄りのない村の子供を預かり共に育てる事も稀ではない。雲海の宝を買い取ってくれるノポン商会などと取引をすることを学び、子供達は口に糊する業《すべ》を身に付ける。
しかしながら、最近では二大国のいざこざが絶えない為、不確かで技術も必要なサルベージャーよりも、仲介料という形で実入りのある運送屋や護衛としての傭兵になる者の方が多く、サルベージ業は斜陽の一途を辿るばかりだった。船底三寸、それは船乗りもサルベージャーでも変わらないのだからなおさらだ。今、村で他人の子を預かってサルベージの技を手取り足取り教えられるほどの壮年層《わかいもの》は居ない。
しかし、あの孤児《みなしご》はサルベージを職業《なりわい》と選んだ。もう引退した古い漁師を師と仰いで陸《おか》の上から教えを請い、セイリュウの見守る峰から臆することなく雲海へと飛び込んでいった。琥珀色の瞳をきらきらさせながら。
ちびり、樽の酒を舐めていたセイリュウの横で、村長はふうとため息をついた。
「本当は、村から誰か師匠を付けてやれれば良いんだがの。とりあえずは運び屋のマイルズにでも相談して、商会付けのサルベージャーにでもしてもらうか」
「アヴァリティア商会か。それじゃあ独り立ちまで長いだろう。あそこのノポン共はがめついから、いくら働いても舟が手に入るまで儲からん」
「ノポンががめついのは今に始まった話じゃないだろう?」
「違いない」
ひとしきり笑って、セイリュウは静かに向き直った。
「そういうんじゃったらあの子は儂が見るよ」
それはただの思いつきだった。だが、口の端にのぼらせるとその考えは何よりもしっくりくるように思えた。
逆に村長は驚いてセイリュウの顔を見上げる。
「いいのか? 確かおぬし、ここに留まるべき理由があるとか何とか……」
「もう五百年もして何も起こらんからの。三十年やそこらは留守にしても問題なかろうて。儂が舟になれば下積みから始めんでも済むしの」
かつては、この村を統べる者に自分がここに逗留する理由をそれとなく明かしてきた。だが、百年し、二百年し、世界はーーあの王子の願っていたようなーー人とブレイドの晴れやかな未来《みち》を築けぬのではないかと思うようになり……そうしているうちに詳しく語ることをやめてしまった。ここ数代ほどは煙に巻くような話しかしていない。だから、この村長もざっくりとしか理解していないし、そういう関係で済むのなら気楽でいい。
「さてはおぬし、ここの長閑《のどか》さに飽いたか?」
何も背負わないからこその軽口。セイリュウはふふんと鼻で嗤った。
「儂も若いからの」
絶望と言えばそれまでだ。でもそこまで悲観的な気持ちになれるほどセイリュウは年老いていない。まだ千三百年ほどしか生きていないのだから。
「夢を、見たいのじゃろな」
琥珀色のきらきらした瞳に。
未来を守りたくて、でも、守れなかった瞳の代わりに。
世界を変えるほどの運命は望まない。慎ましく、でも本人にとっては大いなる旅路の、その行く末を共に静かに歩めればいい。人とブレイドがそうであるように。
星を見上げたままのセイリュウを村長は不思議そうに見つめていたが、常も謎めいた言動の多い友の事、そう自分を納得させて、再び杯に星を浮かべた。
「まぁおまえさんは長生きなんだから好きにすればいいさ。……ただ、土産は忘れんなよ? いい酒を待ってるからな」
「それにはまず酒の目利きを覚えさせないとじゃな」
先は長そうじゃの、と一人ごちてセイリュウは改めて酒を啜った。あのちびすけとこんなふうに酒を酌み交わす日がいつか来るんじゃろうな、そんな事を想いながら。
レックス独り立ちの前夜、セイリュウが先代村長と酒樽片手に語らう話。
上のスクショはイヤサキ村じゃないんですが、ごめん、PC保管済で場面に合いそうなのがこれしかなかった。イヤサキ村のスクショ撮り直したら差し替えます。どこのシーンだか当てられる方は相当のゼノブレ通です。
時見星…アルスト世界には無い造語です。最初、「月の満ちる晩には」としていたんだけど、あれ?アルストに月はあったか?と思い立ち…ミラと違って月見た覚えないな?と思い至り…捏造しました。イーラでは確実に見たんだけど、本編どうだっただろか…探し回っても良かったけど時間が取れなかったので(涙)。それにトキノコ(時茸)がサイハテ村にあるから時を見る星とかあってもいいかなと。村長の頭も月のように光ってたんですが星になりましたラス・アル・ハゲー(オイコラ)。北極星というよりは、決まった時期の特定の時間に決まった方角に見える月のような、もっというと船乗りの守り神的な星のイメージです。父様、そこまで考えてアルスト作ってたらいいなあ。
あと捏造というとコルレルさん村長さんじゃないだろ、と。でもなんか村を取り仕切ってるような雰囲気があったんで、しぶしぶ村長代理を勤めることになったという設定にしちゃいました。もしかしたらこのあと交代して別に村長いるのかもだけどイヤサキ村って到達時点でそれっぽい人が居ないし。村長というとおおげさですが、町内会長くらいの緩さです。ゴミの出し方指導したりとか。なおこの元村長、本編の始まる前に天寿を全うしたとかそんな感じでオナシャス(作劇の為なら残酷な文月さん)。
あとコルレルさん、勝手に寡婦《やもめ》にしちゃってごめんねぇ。村を見ると他にも子供引き取れそうな人そこそこいるけど、彼女がレックスの世話引き受けた理由が欲しかった。独身だったでもいいんだけどさ。部屋がね、元々ベッド二つあるっぽかったし。レックス引き取って場所作ったのかそれとも…で後者を採用しただけです。
この話自体は、実はエルピス霊洞をクリアした辺りで一気に涌き出て来ました。モルスでアルスやブレイドの成り立ち、何よりセイリュウの過去を聞けた事で補完出来てほぼ完成。エルピス霊洞のキズナトークは10章でようやく見ましたが、ほぼ矛盾なく出来てたのでガッツポーズでしたね。とはいえ正直イーラでの描写に矛盾無いかなってかなり不安ではあります。ヒトノワ、まだ埋まりきってない上に、多分名冠制覇はゲーマーの腕的に一旦諦めるかもしれないので、そこに関連イベントがあると詰む。ていうかイーラの時点で既に800歳かよ。慌てて年齢追加したわ。
この話では、セイリュウとレックスのバディはあくまで偶発という設定です。もしかしたらアデルの金の瞳の特徴を持った者(古代船の封印を解ける遺伝子を持つ人間)がこの村に産まれたらじっちゃんはアデルから言付かってその人物を守る為寄り添い続けていたかも、という設定も頭に浮かんだんですが、アデルがそうやってセイリュウに使命を背負わせるかなあ、とも思ったので。アデルは何も頼んだりしてないけれど、セイリュウは勝手にアデルに寄り添っていそうだな、そっちの方が萌えだなあというのもありますw アデル人徳天元突破。
モナブスでも言及されていたけれど、ゼノブレは案外いろいろ描写してない(確定させてない→プレイヤーの想像に委ねる)事も多いような気がして、その流れはゼノブレ2でもありそうで。結局アデルの金の瞳とレックスのそれとの一致とかメツに指摘されてたけど、少なくとも本編中では解答らしきもの出てなかったでしょ。レックスが流れ着いた時のムービーを何度も見直してみたんですが、あれ、父親(推定)、どうみても首がマミられてて、いやひどいことするね絵コンテ(私は大好物ですが)となりましたw なので、アデルとそのご家族がいろいろあって時空破断に巻き込まれて500年後にぽいーっ説も私の中ではあったんですが、最期のシン戦での「でも、その思いや記憶は別の誰かが必ず受け継いでくれる」という言葉に、血のつながりとかじゃなくても誰かの真摯な想いは継承されるというメッセージが出てるんじゃないか、という感想を相当前にツイで見かけてまして、そっちの解釈も良き良きだなあと言うのがあり、今回はそっちに寄らせていただいております。こういう感想の響き合いから生まれる物語もあったりするから、本当はもう少し早くクリアしたかったなーという後悔はあったりなかったり。まぁ仕方ないんですけどね。物語をしゃぶり尽くせてる満足感もまたありますんで。
とはいえ↓このおばあちゃんの台詞、超気になるんだけど(悶々)
閑話休題。
本編でイヤサキ村に帰った時に崖でサルベージ練習している子がいるでしょ。あの描写、結構好きなんだよなあ。レックスがサルベージャーとしてそこそこ稼いでいる姿を見て、そしてあのエンディングでのアルストの変化を経た後でもなお、村の子もサルベージャーやそれに付随する稼業で生きる道を探すようになっていたらいいなぁとは思います。今回の事が終わって、レックスが引退して、そしたらその子達の誰かがじっちゃん舟を受け継いで……なんて展開もあったのかなあ……なんて、あらみらでレックスが来た今となってはまた未来描写も変更ありなんでしょうけどね(3は2章頭で中断/あらみら当然手つかず)
というわけで、ゼノが楽しくてゼノが終わらない症候群、もう5年近くは続きそうな予感があります。ていうか生活スタイルが今のままである以上、ゼノクロも3も5年で終わる気がしないわー。完全に私のライフワークになっちゃうわー(既になってるやろがい)。せめてゼノブレ2(イーラ)はノポマゲドン(=ゼノクロオンライン接続終了)したら戻りますです、というのを来年の抱負といたしまして、本日はこれお開きに。
……ゼノクロ移植or完全新作来たらどうするんでしょうね(私はいつ休むんでしょうねの顔)
検索用タグ:ゼノブレイド2 Xenoblade2 Azusaのアルスト放浪記 -
イーラ5周年おめでとり!
厳密にはDLC配布の9/14におめでとりすべきなんだけど、今年はバテンRと被ったので許せ。
……いや今後は毎年被ることになるんだよなあ……。
まぁいいか、8/10もバルトの日とバテンの日も同じ日でどっちもハッピーハッピーだからな!
(ていうかバテンRおめでとりブログ書いてたら時間が無くなっただけです。どうして新学期始まったのに私のゲームの出来る日に限って家族が在宅してて私ゲーム出来ないの&好きな事出来ないの&みんなマスクしないでインフルとコロナ流行らせるの…?ぴえん)
そういえば、ミノチさん初発表~一年くらいの辺りで、勢いで調べたミノチさん名前元ネタ考察メモが出てきたので、列挙せんとす。
元はTwitterに投げて他の有識者一緒に考えようぜいっってやるつもりだったんだけど、当時は自分イーラ手つかずどころか機神界歩いてたし(1週目)、それはそうと今現在ツイで自分の表現どうこうやるの、なんかあまり気が進まなくて……。
そも自分、未だにイーラクリア出来ておらんしな!
環境の問題とはいえDLC速攻で落としてながら遅プレイにもほどがある。
状況は夏休み前から変わってませーん! ラスダン行けるけど行く気ないヒトノワ4→5にしたい症候群。ブログ書いてる場合じゃ無いだろというツッコミは甘んじて受けるぜ。書きたいんだからしょうがないじゃない(開き直り)。
なので、ツイ用140字分割のままのメモですが、一部リンクも追加しつつ、半ば研究供養のつもりで。
使いたい方使っていいよ~。あ、でも使ったら見せてくれると嬉しいかも。
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ふとミノチさん蛟《みずち》(日本書紀に出てくる水の龍/水神)から取ってんじゃないかとwiki放浪してたら、古訓「みつち」が【ミ】(水)【ツ】(格助詞「の」に相当)【チ】(オロチ/大蛇/霊)というのを見かけたり。
コールって実は蛟龍《こうりゅう》[Wikipedia]の転?(あ、でも蛟[Wikipedia]と蛟龍は別物って書いてある)
2)長野県(信濃国水内《みのち》郡)に健御名方富命彦神別神社《たけみなかたとみのみことひこかみわけじんじゃ》[Wikipedia]があったと延喜式にあり、持統天皇の時に信濃国で水内神を祀ったと書紀に記述があるそうで。諏訪大社[Wikipedia]の祭神・建御名方神[Wikipedia]と同一視されたとの話もある。これも絡むのかな?
3)諏訪神社のご神体は蛇で、神使も同じく蛇。諏訪湖の守護もあり、水神の性質も持ち、諏訪信仰は龍蛇信仰とも結びつく。思えばあの前髪は龍の髭っぽい。
ゼノブレ2、(少なくとも日本版は)掘れば掘るほど倭の神の知識が必要になってくる印象(沼ずぶずぶ)。
4)余談だがミノチさんのブレ技、ググるとメキシカンレスラーがよく引っかかる(シクロン・ラミレス[Wikipedia]とかレイ・エスコルピオン[Wikipedia]とか)。ホルヘ・リベラ(やっぱりメキシコ)の四の地固めがラ・クルセータと呼ばれてたり。スパーダはスペイン語で剣と、スペイン語尽くしなのも気になるねぇ。
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実のところ、まず一番最初にミノチさんの名前見て思ったのが、バテンのミズチ様だったのよね。
ミズチ様で想像したのが、『創竜伝』の不良自衛官水池さん。
後におっさん3人衆が「実は俺らあの四兄弟の眷属じゃね?」考察してるけど、(4巻だったか6巻だったかウロ)、それがふとよぎりまして、そこからWikipedia放浪始めた訳ですズブズブ。
ミズチ様の《現身顕現》がバリバリドッカーンな演出なの、もしかしたら、この水神的性質なのかなーとも思わなくも無い。
そして、ミノチさんが闇ブレイドなの、健御名方が、国譲りの段階で天照大神と相対する旧い神だからだったりするんじゃなかろうか、というのもあったり。
お諏訪さんというと、今だと『逃げ上手の若君』で資料も本も注目度が上がっていて個人的には嬉しいです。ここら辺歴史好きの血が騒ぐ。本郷先生の本もっと読み込みたいなあ。
それと『怪獣8号』がわざわざ松本基地(松本駐屯地)絡みの話を出してるのも個人的に気になってます。お諏訪さんの龍神伝承とか相性よさそうよね。
しかしながら。
技名がなーw 何故プロレスづくしなのじゃw
思えばバテンのギバリの必殺技モーション、結構プロレス技じみてたの多かったから、モノリス社内に昔からプロレス好きいたと見るのだがどうなんだろうか? 京都スタジオツイにプロテインを常飲するアニキとかおったしな。
そんなこんなで、とりとめなくミノチさん考察でした。
前髪が黄飛鴻?(サイキのリチャードじゃない方)なんて話も初登場時ファンの間ではあったりしたりしましたが、自分がヒトノワ4までやっている範囲だと、そっちの要素あまり感じないかも……とは思っていたりします。あくまであの髪型はファンサじゃなかろうか説に一票。
(それ以上に髪型クリソツなマシュー出ちゃったしな)
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